猫かぶりの美少年に注意

あの七瀬くん ページ12

そして僕たちは学校の近くにあるファミレスに入った。



僕のとなりに遼が座って、その向かいに七瀬くんが座った。



それぞれ食べたいものを頼んで、
今度あるテストの話だとか部活の話をした。
ほとんど、遼が僕に話をふって、七瀬くんにふって...としていたから、まだ七瀬くんと直接話してはいない




「俺トイレいってくる」

といって遼が席をたった。


(あ、ふたりだ。七瀬くんと話すチャンス)




「ななせ、「なぁ」はい??!」



やっばびっくりしすぎて変な声でたww
僕としたことがっ←




「お前さ、遼に気があんの？」


え、七瀬くんってそーゆーの考えるタイプだったの



「いやいや、そんなわけないでしょ?笑」


「けどさ、男がすきなんじゃね？お前」


は?


「は、なんで」


「なーんか、勘？」


「へぇ、そんなことはじめて言われたー笑」


七瀬くん以外と僕にもべらべら話すんだね
てか、なんだよ勘って。



にしても、

(こんなこと言われるとか予想外すぎるだろぉ)



でも僕が男いけるってゆーのは別に知られてもいいことだよな。


ただ、それを知った七瀬くんが僕を避け始めたら元もこもないんだよなぁ



こんな状況はじめてだから困惑だよ!!!!!




「ふーん、勘は嘘。本当は俺見たから、西田と3年の人が保健室入っていくの。保健室そのとき先生いなかったし、そーゆーことだろ？」


うそぉ、見られてたのかぁ


もうこれは、言うしかないよなぁ
3年ってあのサッカー部元副キャプの先輩だろーな


その人がいるって思われてんなら、そもそも七瀬くん僕のこと恋愛対象に入れないじゃん



「あーそだよ？見てたんだ七瀬くん。引いたよね？正直。このことは、秘密にしといてほしいな
」


この話が広まってしまったら、校内には関係をもった、もしくは持つ予定のひとたちがいるんだから←

本当に困る。



ここは、七瀬くんに黙っておいてもらうことを優先しないと本当にヤバイことになる



「じゃあ「わりぃ！待たせて、帰るか!」...おう」


七瀬くんが何か言いかけたところで遼が帰ってきた






そして僕たちはファミレスを出た。

あの七瀬くん→←あの七瀬くん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す