【黒○】君に俺はどう映っていますか？【男主】 (ページ15)

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13話ページ15

「全員席に着きなさい」

そう言って教室に入って来たのは長駆の男性教師。

「やべ、先生来た！」

「じゃあ、蒼空町また後でな」

「あぁ」

教卓の前に凛と佇む姿に、一瞬で女子生徒が華やぐ。

しかしそれもつかの間、今しがたの騒がしさは先生の咳払いと共に水を打った直ぐに静まった。

「先ずは新入生諸君、入学おめでとう。私は君達3組をこの1年間担任します。真田直人です」

丁寧にセットされた焦げ茶の髪。

涼しげな目を縁取る細身の黒縁眼鏡。

スマートに着こなした黒のスーツ。

極め付けに、如何にも女性受けの良さそうな風貌ときた。

男の俺から見てもかっこいいと思う彼に騒ぐなと言う方が難しいだろう。

「では出席を取ります。順に名前を呼んでいきますので、呼ばれた者は返事をする様に」

出席を取り始めて数分、真田先生と名前を呼ばれた生徒の声だけが教室内を占めている。

五十音順に呼ばれる中、ふと、一席だけ持ち主のいない席が目に入った映った。

「次、虹村修造。……虹村修造はいるか？」

中々返ってこない返事に、再び教室内がざわめき始める。

そんな状況に痺れを切らしたのか俯かれていた座席表から空席にその端正な顔を持ち上げ視線を寄越す。

「仕方がないな……。次―――」

次の生徒の名前が読み上げられる寸前、教室に響いたのはガラッと勢いよく開かれ壁にぶつかり弾かれた扉音。

その扉から顔を覗かせたのは記憶に新しい金色の髪を持つ今朝の彼だった。

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こんばんは。

大変お久しぶりです。

体調が回復してきましたので更新を再開していこうと思います。

新話を待っていてくださった皆さん、大変お待たせいたしました。

今後ともよろしくお願いしますm(__)m