14話 お兄ちゃん ページ16
十座side
九門と八重が入ってくる。
監督は俺に頑張れと言って出ていってしまった。
九門「に、兄ちゃん…。八重のことダメなのか?」
十座「九門、八重。俺はお前達の兄ちゃんだ。お前達がやりたいってことは分かってる。だがな、九門お前は人前に立ったり大事な試合の時に熱を出す。八重お前は前のトラウマからまだ抜けられてないだろ、そのせいで今もクラスで1人って聞いたぞ。」
八重『十兄!!八重ね八重はね。昔の自分が嫌い!だから、変わりたい!!八重ね今日ここの劇団の人達とお話出来てすごく楽しかったの!!家族以外とこんなに話したの初めてだった!だからお願いです!八重をここの劇団でお手伝いをさせてください。」
そう言って八重は思いっきり頭を下げる。
あぁ、俺の妹はこんなにも自分の意思を言える子だったんだなと思った。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
九門side
やっばり八重は変わったなと思った。
本当は俺と違って人前に立つのが大好きでいつもニコニコしてる子だったから。大人しい子に思われがちだったけどね。
九門「兄ちゃん!!俺だって、この体質を克服するためにここに来たんだ!!だから、お願いします!!俺をここにいさせてください。」
俺は思いっきり頭を下げた。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
八重side
私たち2人が頭を下げていると十兄が頭に手を置いてきた。
八重『じゅ、十兄??』
十座「わかったから顔上げろ」ニコッ
八重、九門「「十兄!!!/兄ちゃん!!!」」
十座「八重、今日はもう遅いが家に帰るか?」
と言われ外を見ると真っ暗になっていた。
八重『ほ、ほんとだ!!!どうしよう…お母さん達に怒られる(˘•̥ω•̥˘)』
九門「八重!今日泊まって行けばいいんじゃね?」
八重『え、でも…』
十兄を見る。
十座「仕方ないな。母さん達には俺から言っとく。今日は泊まれ。」
八重『十兄も九門も大好き!!ありがとう』ニコッ
九門「そーいえばここの兄ちゃんの部屋だけど万里は?」
十座「知らねーな。」
八重『?万里さんって?』
九門「あいつやな奴なんだよー」
八重『そーなの!?』
ガチャっ
??「だーがやな奴だって?」
九門「あ、」
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作者名:ねこ | 作成日時:2018年8月26日 1時