第四わんだふぉー【天才の件】 ページ17
「ジョンキー君、ジョンキー君、」
僕はジョンキー君にいろいろと聞きたくなってきて、ソワソワしながら話しかけた。
ちなみに今は三時限目、数学。 数学は苦手だし、きらいだから、あまりやる気がおきない。
木林くんも教科書をたてて居眠りしている。
「なんだい？ アプラちゃん。そうだ、先生の今やってるとこは、僕わかってるから後で教えてやるから、練習問題やるかい？」
ジョンキー君のその言葉に僕は驚く。 今やってるとこがわかってるから…？ だって？ もしかして塾にいってるのかな…… とか考えてたら、僕の返答を聞く間もなく、スラスラと問題を言ってきた。
「じゃあ、まずは……式の展開と因数分解かなぁ。じゃあ簡単なのから！ 次の整式を [ ] 内の文字について降べきの順に整理し，[ ] 内の文字に着目したときの次数と定数項を答えろ。えー、２aの２条＋３＋……」
「え、まってまって、」
僕は、棒読みで、どんどん言っていくジョンキー君が言った問題をノートにカリカリとうつしていく。
その姿が、周りからは真面目に授業を受けている生徒に見えた。
勿論みんなの催眠は説いてあるので、みんなはダラダラとノートに書いたり、ケータイをいじってる奴らがいた。
しかも僕もいつもはこんなに頑張ってな……いや。勿論頑張ってはいるけど。
教師の目にもそんな僕が見えたので、
「おお、梅沢。 そんなに意欲的になるとは…。 じゃあこの問題を解けるかな？」
指名された。
まず、落ち着いて黒板の方に行く。 チョークを持ち、問題を読む。
分からなぁぁぁぁぁい。
心の中では、半泣き状態。
ジョンキー君を少し恨むよ。 全然聞いてなかったじゃん。
「先生、先生！！ その問題、僕に解かしておくんなませ！！」
すると、ジョンキー君がびしっと右手を上げ、たちあがった。
それならば、と教師はもう一つ応用問題的なものを黒板に書き、「じゃあ、これを解けるかな？」と黒板をバシバシと叩く。
「ふふ、簡単だねぇ。 これが、こーで、たーで、ぷにょろろろろ〜ん。」
ジョンキー君がカツカツと黒板に書いて、席を離れると教師は、「正解っ」と言って驚いていた。
すると僕の、頭の中にスルスルスルスルと、公式と、解き方が流れるように入ってきたので、黒板の問題が、簡単に分かって、黒板にカツカツと書いた。
きっとこれもジョンキー君がやってくれたんだろう。
すっげぇ便利ですな……と一瞬思った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岡本木良天歌(プロフ) - 星空回想列車さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2018年3月15日 17時) (
レス) id: a0ccc02166 (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - 岡本木良天歌さん» とても面白い作品なので、これからも読ませていただきます！更新頑張って下さい^ - ^ (2018年3月14日 21時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
岡本木良天歌(プロフ) - 星空回想列車さん» はい、改行をやるようにしたいと思います！ もう一度読み返して見ます……。 (2018年3月14日 20時) (レス) id: a0ccc02166 (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - 訂正…（4つ目のコメント）評価→表示 すみません。人のこと言えませんね… (2018年3月14日 18時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - またコメントします。長くなりましたが、これでアドバイスと致します。評価3回しておきました。よければ、私の作品やイベントにも目を通していただけると嬉しいです。 (2018年3月14日 18時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
