横浜の軍警で多分一番強い人【文スト】【男主】

暴風雨が過ぎ去った後にby作者 ページ11

いやー、死ぬかと思った。
というわけで復活しました、皆さん待っていてくれてありがとう。
数学が平均を切って帰ってきたので、もう死んだかと思いました。
もう一度感謝を込めて、
ありがとう。



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その後、色々とあって少年くんは虎の退治に利用されることとなった。
報酬が目当てだろうが、太宰はもっと別のことを考えているのだろう。


例えば・・・、少年くんが虎の異能者だったりしてな。
状況から考えれば無理な話でもない。
むしろそっちの方が納得できる。


少年くんをどうするかは探偵社が決めるのだろう。
中々将来有望そうな若者だったし・・・。


そう思いながら、日の暮れた住宅街を通る。
子供たちのはしゃぎ声と、家庭の料理の匂いが普通の日常を彩っている。
とても幸せそうだ。


俺も思わず目を細め、頬をあげる。


『太宰もいつの間にか大きくなって・・・、昔はあんな子憎たらしいガキだったのに。
森先生は元気かな、まああの人のことだしうまくマフィアを統率しているんだろうけれども。』


何もかもが懐かしい。
漆黒で暗黒で白とは程遠い、あの時代。


血臭も汚泥も俺にとってはただただ美しく思えたあの時代。


『フフッ』


思わず声が出る。
戻りたいとは思わない、けれども懐かしく思ってしまう自分がいる。








井伏A
元ポートマフィア五大幹部教育係

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