甘党カレシ（黄）2

お泊まりデート ページ16

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夜20時 ピンポーンとインターホンが鳴った






足早にモニターを見に行くと画面には軽めに変装をした照くん





ちょっとイタズラしよう、って




『…あの、どなたですか？』




「あれ？あ、すみません…」って焦ってエントランスのオートロックに表示されてる番号を確認してるっぽくて思わず笑ってしまうと




「んだよ、開けろって笑」




『ごめんごめん笑』





少しして部屋のインターホンが鳴って鍵を開けると





「マジやめてくんね笑 焦ったわ」




ってマスクを下ろして笑う彼





『焦った？』



「そりゃあね、知らない人だったらどうしようかと思ったじゃん」




いつもより少し大きめのカバンを持ってきた照くん





「Aん家、泊まるの初めてかもしんない」






そうだよね？と洗面所から手を洗いながら聞く





『そもそも今日来るの2回目とかだもんね


一日何も無かったから頑張って掃除してたんだよ〜』





「わざわざ掃除しなくていいのに」




と言いながらソファに座る私の横に腰掛けた





今日は照くんが初めて家にお泊まりに来た日




明日は一日オフだからお家デートをする予定






「はあ、今日マージ疲れた、癒して？」




って手を広げてくる照くん





『お疲れなのにお家来てもらってごめんね？』





「うん、それは全然いいんだけどさ。」





俺待ってるんだけど？って口を尖らせる





『どうしよっかな〜』





「なに、やなの？我慢できないから俺からしちゃうよ？」





『んーん、私がする』





って大きな胸に飛び込めばぎゅーってしてくれる照くん





「ねえ、焦らすとかそんなのどこで覚えたの？」





『んふふ、どこだろうね？』





「可愛すぎんだけど」




体が離れたと思えば、ちゅ、とキスをしてくる





にこーって嬉しそうな照くんは今日も可愛い









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