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38、付き合う事に対する不安 ページ40

杏寿郎「ここだな?」

「うん」

杏寿郎さんに住所を教えてカーナビを頼りに僕の家に着いた

杏寿郎「明日から迎えに行く」

「父さんに杏寿郎さんの家まで連れていってもらおうかな」

杏寿郎「その手もあるな」

「じゃあまた明日、迎えに来てよね」

杏寿郎「ああ!それと……(チュッ」

さようならのキスをした。いつもそうだった。出発する時とお帰りなさいの意味を込めて…それがもうルーティンみたいになってるんだよね

杏寿郎「明日な」

杏寿郎さんは僕が家の中に入るまで見送ってくれた

「ただいま」

母「Aお帰り、遅かったわね。良いことでもあったそうだけど複雑そうね」

お母さんは医者だから観察力は鋭い

「うん、そうだよ」

母「とりあえず荷物置いて着替えて手を洗ってリビングに来てくれる?」

お母さんに言われた通りに荷物を部屋に置いて、着替えて書類はお母さんに渡し、手を洗いに洗面所に向かった

杏寿郎さんの事お母さんに言うの不安だな。
どんな反応するんだろうね。もしかしてダメって言われるのかな

母「腰かけて」

「うん」

怖いな

母「別に怒る訳ではないから怯えないで。複雑な顔しているから何かあったのかなって」

「本当に文句言わない?」

母「内容にもよる」

文句言われる覚悟で言おう!!

「実は僕、先生と……付き合う…事になって…ごめんなさい…いけない事だと分かってる…でも、その先生の事好き…だから………一目惚れとかそんなのではなくて……」

前世での事話しても信じてくれないだろうけど…

「昔感じた感覚なんだ」

母「Aの好きな先生ってとても良い人なのね。だってA、恋する乙女だもん」

「!?先生だよ。怒らないの?」

母「私は相手が先生だろうが関係ないと思ってる。ただ、20歳も30歳も離れていたらたとえAでも許さない」

「その辺は大丈夫。彼20代前半だもん」
↑(柱達の年齢を変更するのはめんどくさいのでそのままにしておきます。キメツ学園出身の人は20歳から働けるという設定にしておきます)

母「なら良いわよ。ただし、高校在学中は他の生徒にはバレてはダメよ。いじめの対象になるから」

「ありがとう!お母さん、その件については分かってる。最悪退学か転校になる事も」

父「それは本当か!?」

(うるさ)い!だから何?」

父「良かった。これで孫が楽しみだ」

孫?父さん、あんたとうとう頭イカれたな

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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年8月28日 21時

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