33、天元だけは……… ページ35
「宇髄先生！」
天元「何だ？派手に大声出して。しかも慌てている音がする」
「そりゃあ慌てますよ」
天元「一旦落ち着け！深呼吸しろよ」
ｽｰﾊｧｰ
深呼吸をして落ち着く事が出来た
「さっき、僕寝てましたよね？」
天元「ああ派手にな」
「実は夢で…僕と煉獄先生に似ている人が出てきて…何か夫婦みたいなやり取りをしていました。僕に似た人は煉獄先生からのおはぎを喜んで食べていた。形が崩れていたおはぎを……」
天元「ああ、成る程な。Aに似た奴と煉獄に似た奴が居たと…そいつらは恋仲だった」
「恋…仲？」
天元「恋仲というのは昔の言葉で現在では恋人って言うな」
「ふーんそんな関係だっt」
ｽﾞｷｯ
「うっ」
天元「おい、大丈夫か！？」
「大丈夫です。でもここに入学してから頻回に頭がズキッてなって痛くなります」
天元「仕方ない。思い出しそうなんだろ？だがまだお前は思い出すな」
「あの、意味が分かりません。もしかして僕って記憶喪失ですか？」
天元「ああ、まぁそんなところ」
「そう…ですか……でも、宇髄先生も不死川先生もそれに煉獄先生も懐かしい感じはするんです。話は以上になります。失礼しm」
天元「待て！」
宇髄先生に引き止められた
「何ですか？」
宇髄先生のあの目、あの時と同じ目だ。そらせない…あの時？
天元「くれぐれも気を付けろよ」
小さく微笑んでいた気がした。それも優しい眼差しで……懐かしい…僕を最初に強くしてくれた人だ
T.U？『今日から俺の事下の名前で呼んでくれよ。それと敬語無しな』
「天…元？」
天元「お前……思い出したのか？」
「分からない…ただ、天元だけは思い出した。
あの時と同じ目をしていた。
走り込みして…それからは覚えてない」
恐らくだが、天元の事は思い出せた
天元「ゆっくり思い出したら良いからな」
「ありがとう」
天元「A……」
天元に手を握られた
天元「やっぱり変わってねぇなあ。LAIN交換するか」
天元に頭ポンポンされた。
そういえば天元に頭を何度か撫でられたっけ。
天元とLAINも交換した
祭りの神派手によろしく頼むぞ
「ブフッwww祭りの神…wwwって…受ける」
天元「ちょっ！お前、笑うな！！」
「wwwwww無理…www」
天元「教室戻れ！」
「ハイハイ」
しぶしぶ教室に戻り、弁当を持って屋上でお昼を済ませようと思い屋上に到着したら昨日会った先輩のカナヲさん？が『今日の放課後に話す日だよ』と言った
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作者名：ツナミカワ | 作成日時：2020年8月28日 21時
