88ノ型列車整備工場 ページ44
無限列車に向かう事を車掌さんに告げた兄さんだが、車掌さんからは怯えている音がする。そして無限列車は車庫には無いらしく、設備の整った工場にあると教えて下さった。結局兄さんの予想は外れたけど……あの建物がその整備工場らしい。
杏寿郎「ではここで降りるとしよう!」
「車掌さんありがとうございます」
車掌「降りるって」
私達はこの列車から飛び降りて、設備工場に繋がる線路で着地した。そして設備工場に入って無限列車を眺めた。
「大きい」
杏寿郎「なるほど、微かに鬼が居た気配が残っている」
確かに兄さんの言う通りだ。私の場合気配を体幹で感じる事は出来ない代わりに音でそれを感じれる。それとは逆に、耳元で囁かれても耳元で大声で叫ばれている感覚なのだ。それはまあ今はどうでも良いのだけど…確かに鬼の音は少しする。おそらくどこかに隠れている気がする。
?「おい、あんた達!ここは立ち入り禁止だぜ」
それとは別の音がすると思ったら工場の人だろうか、手が汚れているおじさんが現れた。
杏寿郎「やあ、俺達は鉄道管理局から依頼されて弁当を差し入れに来た者だ」
えっ?普通はどストレートに鬼を狩る者って言うでしょ! 何考えてるのか全く分からない。
おじさん「おい!弁当だってよ!」
おじさんが大声でそう呼ぶと人がぞろぞろ集まっていた。
「無限列車は何故ここへ?」
おじさん「
杏寿郎「運行再開?」
そう言った途端兄さんの音が変わった。そして鬼の音もしたので音のする方向に向かう事にした。勿論それは兄さんも気付いたようで鴉の声よりも先に動いた。鬼の場所に着くとそこには人も居て、怯えている音がしていたと同時に弁当を落としていた。弁当が潰れたら可哀想とか呑気なことを考えてる私は可笑しいと思う。
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ツナミカワ(プロフ) - Fantomu∞Rosarioさん» コメントありがとうございます。コロナになって仕事休んでて暇でしたのでサクサク進んじゃいました。まあ進んだと言っても過去に書いたのを非表示していて編集し直ただけどですけどね。どうしても実弥との関係は良くさせたくてこれでも未だに試行錯誤中ですよ。 (1月15日 1時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
Fantomu∞Rosario - ツナミカワさん» ツナミカワさん,こんばんは,Fantomu∞Rosarioです!!真冬の夜中にお仕事お疲れ様です!!今日仕上げた内容を読ませて頂いた所ヒロインと実弥さんとの関係が特に良い方になってますが次回の内容も期待してます!! (1月14日 20時) (レス) @page29 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - *MorphoNear*さん» あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ずっと更新サボってて申し訳ないです。最後いつ更新したっけ?状態になってまして、頑張って更新出来るように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします (1月3日 13時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
*MorphoNear* - ツナミカワさん» ツナミカワさん,新年あけましておめでとうございます🌅!!新たな一年が始まりましたがツナミカワさんの作品毎回楽しみに読ませて頂いてます!!今年も無理せずに作品や最新作品制作頑張って下さい(*´∀`)ノ♪♪ (1月3日 5時) (レス) @page44 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - asterisk👑groundさん» わわ!嬉しいお言葉頂きありがとうございます。貴方様の作品も拝見させて頂きます (6月24日 20時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2021年1月10日 17時