炎柱の妹は風柱の継子で……2

78ノ型 グイグイ突っ込む柱達 ページ34

私はどう思うかと言われても……分からない。


「私は、賛成か反対かどうこうの問題ではないと思っております。確かに鬼を滅殺するのが鬼殺隊である。それは間違いないです。ただ竈門炭治郎君からは嘘の音はしていない。私から言える事はこれくらいです」


お館様「では手紙を」


手紙の内容としては、鱗滝左近次という方からお館様宛に書かれたもので、禰豆子という鬼の妹は強靭な精神力で2年以上飢餓状態であるものの人を喰っていない。もし、炭治郎君の妹の禰豆子ちゃんが人を襲ったら炭治郎君、冨岡さん、鱗滝左近次さんという方が切腹するという内容だ。つまり3人の命が掛けられているのだ。


実弥「切腹するから何だと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ。何の保証にもなりません」


杏寿郎「不死川の言う通りです！人を喰い殺せば取り返しがつかない！！殺された人は戻らない！」


「御館様のお考えよくわかりました。ただ、人を襲うという確証がないし人を襲わないという確証もない。だけど2年以上も人を喰っていないという事実はある。3人の命も掛られているからこそ否定する側にもそれ以上の証拠が必要という事で宜しいでしょうか？」


御館様「Aに私が言いた事全部言われたのだけど、そういう事だね。それに炭治郎とAは鬼舞辻と遭遇している」


御館様がそう言うと柱のみんなは私と炭治郎君に目線が行き驚いていた。


天元「そんなまさか…過去の柱ですら誰も接触した事ないのに！！」


蜜璃「きゃー」


あら、蜜璃転けちゃった。大丈夫かな？


天元「こいつらが！？どんな姿だった！？能力は！？場所はどこだ！？」


場所は浅草でどんな姿かと言われれば人間の姿をしていて、洋風な服装だった。それに人間の奥さんとその子供が居た。このことを言えるかと言われたら言えない。


無一郎「戦ったの？」


実弥「鬼舞辻は何をしていた！？根城は突き止めたのか！？おい答えろ！！」


天元「黙れ！俺が先に聞いているんだ！まず鬼舞辻の能力を…」


言い合いが始まって仲裁に入ろうかなと思っていたら御館様が自身の口に手を当ててシーとされており、その場が静まった。流石御館様です。

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