炎柱の妹は風柱の継子で……2

75ノ型 柱合会議 ページ31

市松模様の彼は話始めた。鬼は妹であり人を喰ったことはない。今までもこれからも…そう言っていた。だけど今までは人を食べなかったとしても今後はどうなるかなんてわかる筈もない。だからこそ本当に人を襲わないという確証が必要だと思う。


伊黒「くだらない妄言を吐き散らすな。そもそも身内なら庇って当たり前、言うこと全て信用できない。俺は信用しない(ﾈﾁﾈﾁ)」


悲鳴嶼「あ嗚呼…鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう」


炭治郎「聞いてください！！俺は禰豆子を治す為剣士になったんです。禰豆子が鬼になったのは2年以上前のことで、その間禰豆子は人を喰ったりしてない」


天元「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰ってないこと、これからも喰わないこと口先だけでなくド派手に証明してみせろ」


宇髄さんがそう言った後時透君の方見ると上の空だった。
話聞きなよ！


蜜璃「あのぉでも疑問があるんですけど…御館様がこのこと把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃって良いんでしょうか？いらっしゃるまでとりあえず待った方が…」


確かに蜜璃の言う通り御館様がこのこと知らないわけがない。だからといって私が口出しして良いのかも分からない。 これは彼の問題だからね…他人が首を突っ込んで良い問題ではない。


炭治郎「妹は俺と一緒に戦えます！鬼殺隊として人を守る為に戦えるんです！だから」


実弥「オイオイ何だか面白いことになってるなァ」


ほら来た！鬼を最も嫌う実弥にとっては嫌なんだよ。物凄く不機嫌で怒りに満ちている音がする。それに冨岡さんの音も変わった。もしかしたら何か訳ありなのかもしれない。実弥が居ないと思ったら箱を取りに行っていたのか…あの中に鬼が居るという事か…

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