炎柱の妹は風柱の継子で……2

64ノ型 柱昇格！？ ページ20

お館様「おはようみんな。今日は空が青いのかな？」


杏寿郎「お館様におかれましても御創建で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げる！」


えっええ！ 兄さんが敬語で喋っていたので正直驚いた。


お館様「ありがとう。杏寿郎」


兄さん、嬉しそうだね。でも何だろう？お館様と言われる方の声を聞くと頭がふわふわする。


お館様「早速柱合会議を始めるよ」


えっちょっと待って！私柱でも何でもないのにここに居て良いの？お邪魔虫だと思う。


お館様「そうだね。Aには言ってなかったね。階級を示してみてはどうかな？」


どういう事か分からないけどとりあえず階級を示せば分かるかな？



「階級を示せ！」


左手を拳状にするとｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞと音が鳴り、階級が出てきた次の瞬間、甲から文字が滅という文字に変わった？えっ！変わった！？ あの何で滅なの？実弥さんの場合は風って表記されているのを見た事あるけど…


「はあ？えっどういうこと？何これ」


お館様「Aには言ってなかったね。柱昇格おめでとう」


私が混乱している時にお館様と言われる方がおめでとうと言い、更に混乱をしてしまった。他の柱達も驚いている。
特に兄さんと実弥さんだ。


「あの、お館様、これはどういう事か教えて頂きたく」


お館様「そうだね。Aは十二鬼月の一体を1人で倒した。階級が甲だった」


甲で十二鬼月倒した？それが何か関係あるのかな？


天元「柱になる条件を派手に達成したという意味だ」


条件とかあったなんて知らなかった。


蛇の人「柱になる条件は、階級が甲で鬼を50体倒すまたは十二鬼月を倒す事だ」


なるほど、だから呼ばれたのか。条件についてはわかった。けど私には納得出来ないものがある。


「お館様、お聞きしたい事がございます。柱の条件についてはわかりました。ですが何故私には滅の文字があるのですか？他の柱は専用の文字がある筈です」


お館様「Aは、煉獄家の血を引き継いでるだけでなく、始まりの呼吸の剣士の血も引いているんじゃないかな？煉獄家はだいだい炎の呼吸を使っている家系であるがAは炎の呼吸が体に合わなかった故にヒノカミ神楽が使えるが、青い炎で反動が大きい。それ故に咄嗟に出たのが光の呼吸じゃないかと私は思う。日輪刀の色が2色で柄が違うのもそれに由来していると思う」


何でここまで分かるの！？私が分からないことまで知ってて凄すぎる。

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