46ノ型 甘いは正義 ページ2
「実弥さん、台所に甘味があるのでみんなで召し上がって下さい」
実弥「Aは食わねェのかァ?」
「食欲が今はありません」
実弥「後で食え!最終選別を受けるなら食わねェと。皿に甘味乗せとくからなァ」
「ありがとうございます」
そう言って実弥さんは私の部屋から出て行き、5分もしないうち実弥さんが戻ってきた。それもお皿にお萩が4つと大学芋が少し入っている状態でね。
実弥「持ってきたぞォ。お萩一緒に食わねぇ?」
「実弥さん全部あげます」
実弥「お前と食いたい。お前と食うお萩が一番美味いから。Aが美味しそうにお萩を頬張る姿を見ると1人の青年に戻れた気がして心が暖まるんだァ」
私だって実弥さんが美味しそうにおはぎを食べるのを見ると嬉しくなるし頬が
実弥「じゃあ口開ろォ」
えっ!実弥さん、そんな事言うの!?あの実弥さんが?私は驚きのあまり口が開いたまま固まってしまった。
実弥「ほら」
断れないやつだ。だって実弥さんが愛おしいものを見るように私を見つめていて、且つどうしても口を開けて欲しいという雰囲気がしているから。仕方なく口を開けてあーんする形となった。
「美味しい」
実弥「うめぇ」
良かった。作った甲斐がある。 って!?今、私が実弥さんにあーんってされたお萩を食べている!?間接的な接吻ではないか! 私が驚いている間にお萩を食べ終わっていた。ん?まだ足りない音がしている。
「実弥さん、お萩足りなさそうな音しているからもう1つどうぞ。私は1つで大丈夫ですし大学芋があるので」
私がそう言うと嬉しそうな音に変わっていて、実弥さんを見ていると、微笑んでしまう。
実弥「んじゃあお言葉に甘えて貰うわァ。ありがとうなァ」
頭を撫でられた。お陰で気持ちが落ち着けた。何か大声で誰か叫んでいる。耳を澄まして聞いてみると兄さんが『わっしょい!わっしょい!』と言っていた。 心臓が破裂するくらい驚いた。甘味を食べて暫く経ち、声がしなくなった。おそらくみんな帰ったのだろう。 何だか眠くなり、そのまま意識を飛ばした。
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ツナミカワ(プロフ) - Fantomu∞Rosarioさん» コメントありがとうございます。コロナになって仕事休んでて暇でしたのでサクサク進んじゃいました。まあ進んだと言っても過去に書いたのを非表示していて編集し直ただけどですけどね。どうしても実弥との関係は良くさせたくてこれでも未だに試行錯誤中ですよ。 (1月15日 1時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
Fantomu∞Rosario - ツナミカワさん» ツナミカワさん,こんばんは,Fantomu∞Rosarioです!!真冬の夜中にお仕事お疲れ様です!!今日仕上げた内容を読ませて頂いた所ヒロインと実弥さんとの関係が特に良い方になってますが次回の内容も期待してます!! (1月14日 20時) (レス) @page29 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - *MorphoNear*さん» あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ずっと更新サボってて申し訳ないです。最後いつ更新したっけ?状態になってまして、頑張って更新出来るように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします (1月3日 13時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
*MorphoNear* - ツナミカワさん» ツナミカワさん,新年あけましておめでとうございます🌅!!新たな一年が始まりましたがツナミカワさんの作品毎回楽しみに読ませて頂いてます!!今年も無理せずに作品や最新作品制作頑張って下さい(*´∀`)ノ♪♪ (1月3日 5時) (レス) @page44 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - asterisk👑groundさん» わわ!嬉しいお言葉頂きありがとうございます。貴方様の作品も拝見させて頂きます (6月24日 20時) (レス) id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2021年1月10日 17時