9ノ型 ページ10
「あの、もし、鬼殺隊に入れば人を守る事は出来ますか?」
実弥「出来るがお前は命を落とすかもしれねぇ。それでも鬼殺隊に入りたければ俺は否定しねぇ。ただ生半可な気持ちで鬼殺隊に入るなら辞めちまえ」
私は不死川実弥さんに鬼殺隊に入るか聞いたけど今の私の気持ちは怖いというのと兄さんを守りたいという気持ちの半分だ。だから鬼殺隊にはなれないし入れない。
今の気持ちで鬼殺隊に入ったとしても兄さんには迷惑が掛かるだけだ。
「やっぱりまだ鬼殺隊にはならないですけど、訓練だけはしておきたいです。今までもそうでしたから」
実弥「つーかお前、年いくつだァ?」
「15です」←(4年前の話ですので。4年前に実弥は柱になったという設定でいきます)
実弥「そうか。俺は17だァ。お前って呼ぶのもあれだし下の名前で呼ぶわァ。煉獄って呼ぶとお前の兄貴?と被るからなァ」
「分かりました。えーっと何て呼べば良いですか?」
実弥「今は何でも良い。お前が鬼殺隊に入るってなれば師範なァ」
「じゃあ実弥さんで良いですか?」
実弥「///すっ好きにしろ」
今、照れたね。だって顔は赤くなり、心音はピクリと跳ねた。可愛い所も見つけられたのでまあ悪くはないかな。
実弥「訓練はするって言ったなァ。外出ろォ」
早速すぎやしないか?まあ良いけど……そのまま縁側に出て木刀を渡された。
実弥「この木刀で竹を斬ってみろォ。ヒノカミ神楽灼骨炎陽とやらを使え」
「はい!」
息を吸って吐いて全集中する。
「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽!」
スパーンっていう音が聞こえて竹を見ると斬れてた。
実弥「やはり、ヒノカミ神楽の使い手だなァ」
「ハァ…ハァ…ハァ」
実弥「こんなすげぇのにお前の父親は追い出すのが不思議だぜェ。あの人(煉獄槇寿郎)の娘なら炎の呼吸はどうなんだァ?」
「………」
炎の呼吸使えるかと言われると答える事が出来なくて、唇を噛み締めてしまった。私はいつもそうだった。煉獄家だから炎の呼吸が使えて当たり前だと周りから期待されていたけど、結局は炎の呼吸は合わなくてヒノカミ神楽…厳密には日の呼吸が使える状態になり、父上から追い出された。
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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年11月13日 20時