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38ノ型 柱昇格:杏寿郎視点 ページ39

―杏寿郎side―
俺はお館様に屋敷に来るように言われ、お館様の屋敷に(おもむ)いた。お館様曰く後で紹介するから気配を消して何処かで待機するように言われ、待機していた。


お館様「今回呼んだのは新たな柱昇格者を紹介する為だよ。杏寿郎、おいで」


お館様が俺を呼び、隠れていた所から出てきた。そして自己紹介をするように言われた。


杏寿郎「俺は、今日から炎柱となった煉獄杏寿郎だ!よろしく頼む!」


お館様「みんな仲良くしてあげてね」


柱「「「御意」」」


お館様が部屋に戻られてふと思った事がある。それは、父上が柱合会議に出ないと言って俺が代理で柱合会議に出席した時に俺に暴力を振ろうとした奴だった!。顔はあまり覚えていなかったが、白銀色で癖毛の強く、羽織には“殺”と書かれていたのは覚えている。


杏寿郎「ん?君はあの時の」


しのぶ「不死川さんそんなカッカしてはいけませんよ。同僚になったのだから少しは仲良くしましょう」


不死川という名前なのだな。覚えておこう!


天元「なら不死川の家で派手に宴するぞ。全員強制参加だ」


すると不死川という奴は嫌そうな顔をした。


天元「何で嫌な音してるんだ?宴なんて派手だろ」


実弥「俺の屋敷で宴するなァ!」


杏寿郎「どうしてだ?良いじゃないか!」


実弥「ある人が嫌がるからだァ!」


しのぶ「もしかして恋仲でもいらっしゃるのですか」


蝶の髪飾りの女性がそう言うも、恋仲ではないらしい。じゃあ何で駄目なんだ?と思ったけど結局しぶしぶ了承してくれた。



不死川という奴の屋敷に着くと、縁側に通された。すると何処で聞いた事のある声が聞こえた。まさかな……


「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽!」


いや間違いない!あの声はAだ!


しのぶ「Aさん、お久しぶりです」



天元「派手にすげェな」


流石Aだな!ヒノカミ神楽を舞えている。それに相変わらず青い炎が綺麗だ。Aは俺の存在に気付いたみたいだ。そして俺は他の柱が居るにも関わらず、Aを力強く抱擁した。

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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年11月13日 20時

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