25ノ型 条件 ページ26
実弥「だいぶ光の呼吸使いもんになるようになったなァ」
「まだまだ実弥さんには及ばないです」
実弥「ヒノカミ神楽を使わなかったなァ」
「これからはヒノカミ神楽よりも光の呼吸を使うようにしたいんです。もし、ヒノカミ神楽を使って鬼舞辻にでも狙われたら嫌なので」
実弥「嗚呼成る程なァ」
「実弥さんに聞きたい事があるんですけど」
実弥「何だァ?」
「鬼に稀血だって私言われたんですけど、全然知らなかったです。それに私に近付いて来る鬼は最終的に吐いているのを見ました」
実弥「珍しい稀血も居るんだなァ。俺も人の事は言えねぇけど。俺の稀血は鬼を泥酔されるくらいだァ」
だから毎日少しずつ傷が増えているのか。自分を傷付けないで欲しいな……
「成る程、じゃあこの傷も稀血を利用して戦っていたんですね。でも…あまり稀血を使わないで戦って欲しいです。だって…稀血使わなくても強いから……」
実弥「…それは出来ねぇ頼みだァ……だが、Aがそうして欲しいなら条件を出す」
急に実弥さんの音が変わった。真剣な話だと分かった。
実弥「俺の継子になれ!試しに最終選別出ろ!それが条件だァ」
最終選別に出るって事は鬼殺隊になれという事か。その為に実弥さんが育手になるという事で良いんだよね?
「最終選別…」
鬼殺隊に入れば兄さんを守れるのかな?鬼舞辻を倒せるかな?でも怖いんだ…
「初日にも言ったかもしれませんが、鬼殺隊に入れば兄さんを守れますか?実弥さんが稀血を使わないで戦ってくれますか?」
実弥「お前の兄は守れるだろうなァ。稀血をどうするかは俺の気分次第だなァ」
1週間ずっと考えていた。鬼殺隊になるのかどうか…鬼殺隊に入れば兄さんを守れる。けどそれと同時に失うものも多い。
なのに実弥さんは鬼殺隊の最高位に君臨する柱だから逆らえない。
気持ちの整理が着かないまま鬼殺隊になって欲しいと言われた。
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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年11月13日 20時