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24ノ型 訓練の成果の出始め ページ25

実弥さんの家に住み始めて1週間程経った。だいぶ生活にも慣れてきた。そして光の呼吸の型も少しづつ出来てきてるがまだまだ序の口だ。


実弥「A訓練するぞォ」


毎日実弥さんと手合わせしている。なんか良い相手が私らしい。



訓練はどちらかが倒れるまたは参るというまで続けなければならない。またはどちらかに一撃攻撃が当たれば勝負が着く。それが結構鬼畜なんだよ。それと、木刀が壊れたら終わりという内容だ。



実弥さん(いわ)く私の呼吸はヒノカミ神楽と光の呼吸らしい。光の呼吸?は雷の呼吸から派生したかもしれないと…詳しい事は蝶屋敷で聞くと良いらしいけど………



早速手合わせが始まった。


実弥「行くぞォ!風の呼吸壱ノ型 塵じん()旋風・削ぎ!」


「光の呼吸壱ノ型 電光石火!」


お互いの木刀がぶつかり合った。流石実弥さんだ。私はまだまだ実弥さんには及ばない。


実弥「太刀筋は良いじゃねぇかァ」


何で手合わせしながら声出せるの?怖いんですけど…


実弥「オラオラァ!こんなものかァ?来いよ!」


「光の呼吸伍ノ型 光陰矢の如し!」


実弥「見えねェ」


「おりゃあ!」


実弥さんに攻撃しようとしたら(かわ)された。


実弥「ヒノカミ神楽を使え!」


嫌だ!ヒノカミ神楽は暫くは使わない!今のところ光の呼吸は陸ノ型までしかない。


「光の呼吸陸ノ型 光大蛇(オロチ)!」


実弥「!?まじかァ。参った」


えっ!今参ったって言った?…という事は、私は実弥さんから一本取ったという事になる。


「私の…勝ち?」


実弥「そうだ」


「やったー!!」


初めて実弥さんに一撃入れた感覚がした。1週間前は一撃どころか光の呼吸は使い物にはならなかった。その時は咄嗟に出たから……それから次の日、その呼吸を使えるようになるように毎日実弥さんと手合わせしていた。というよりさせられていた。ついでに実弥さんの技の威力向上のために手合わせさせられたのもある。そして遂に一本取れてとても嬉しかった。鬼畜な訓練を乗り越えられたのだと実感した。

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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年11月13日 20時

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