23ノ型 狸寝入り ページ24
ー実弥side
実弥「うめぇ」
俺のお袋と味が似ていて、どうやら俺はAに胃袋を掴まれてしまったようだ。そしてAを見ると嬉しそうだった。
「お口に合ったのであれば良かったです」
30分程で飯を食い終わり、俺が皿を片付けると言って先に
今日は色々な事が一気に起きすぎて疲れた。疲れた時は縁側が気持ち良いんだよなァだから俺は縁側に行って星を眺めていたら眠くなって意識を飛ばしてしまった。
ー夢主sideー
私は風呂から上がり、台所に向かった。台所に着くと実弥さんは居なかったが食器は綺麗に片付けられていた。
おそらく縁側だろうなと思い縁側に向かった。やはり実弥さんは縁側に居た。
「実弥s」
風呂から上がったので実弥さんに伝えようと思ったけど、気持ち良さそうに寝ていて声を掛けるのをやめた。寒かったらいけないと思い、掛けものは掛けておいた。
食後には甘味としてお萩を実弥さんと食べたかったけど仕方ないよね?そう思ってこの場を去ろうとしたら腕を掴まれて、急に力強く抱擁され、すっぽり実弥さんの胸の中に入ってしまった。
実弥さんの顔を見ると寝てる……否もしかして起きてる?狸寝入りじゃないかと思う。だって実弥さんの心音早いもん。
さっきまでは一定だったから寝てたのかもしれない。けど今は起きてる。暖かい。だけど恥ずかしいから辞めて!
「実弥さん、起きているんでしょ?狸寝入りしないで下さい。湯浴み行ってきて下さい。お萩要らないんですか?なら全部食べますから」
私がそう言うと、直ぐに私を解放して湯浴みに向かっていた。光の速さくらい早かったな。
5分もしないうちに湯浴みを出て縁側に来た。早くない!?
「ゆっくり入れば良かったのに」
実弥「お萩食いたいから」
本当にお萩好きなんだね。好物で吊られるなんて単純だね……って嘘!?実弥さんの色気が凄い!髪の毛から水滴が
「綺麗」
実弥「あ”ん”何が綺麗だァ?」
ボソリと言ったつもりが聞こえていたのかな?実弥さんの髪が綺麗なんて言えるはずがない。
実弥「まあ良いやお萩食おうや」
えっ!笑った。この人笑うの?←(失礼でしょ
縁側で夜空を見ながらお萩を食べた。とても美味だった。
24ノ型 訓練の成果の出始め→←22ノ型 初実戦:実弥視点7
80人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「煉獄杏寿郎」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年11月13日 20時