87、病室で ページ8
杏寿郎「そろそろ俺、帰るな」
「やだ」
杏寿郎「もう我が儘を言わないでくれ」
「寂しいもん」
杏寿郎「ならこうしよう」
杏寿郎さんが近付いてきて、そっとキスをしてきた。
そして舌を絡ましてきた
「///あっ」
杏寿郎「ここで
耳元で囁かれるとくすぐったい
杏寿郎「今日は終わり。また明日来るから」
杏寿郎さんが僕の頭にポンと手を置いた
「絶対に来てよ」
杏寿郎「勿論だ(ﾆｺｯ」
杏寿郎さんが帰り、10分くらい経ったその時
看護師「宮武さん、検温の時間ですよ」
「はい」
看護師「はい体温計です」
「どうも」
看護師「お腹の痛みはどうですか？」
「少し痛いですけど生理痛よりかは痛くないです」
看護師「ふふふ。例えが面白いですね」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
どうやら体温計が鳴ったみたいだ
「36.5℃です」
看護師「血圧は85の46です。脈が72回ですね」
？「失礼します」
この声
「お母さん」
母「良かった。生きてる。お腹を刺されたと聞いて心臓止まるかと思ったわ」
「怒らないの？」
母「怒るも何も悪いのは刺した方でしょ」
「お母さん、今、検温してる最中なんだけど」
母「点滴してるのね。止血剤が入ってるわね」
「ねぇ、もしかして今日夜勤？」
母「当直医」
「当直医？」
母「夜勤のドクター」
「成る程……ここって産婦人科 と小児科と心臓？整形の病棟？」
母「そうよ」
「看護師さん、僕の担当の先生ってもしかしてお母さんですか？」
看護師「いいえ、小西先生です」
母「貴方の場合入院は3日くらいね。それでは頼みます」
看護師「はい」
お母さんが何処かへ行ってしまった
「看護師さん、ごめんなさいね。うちの母が検温中に割り込んでしまって」
看護師「いいえ。ではまた何かあったらナースコールを押してくださいね。失礼します」
入院して初日、杏寿郎さんと花火を外では見ることは出来なかったけど病院で花火が見れて良かった
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作者名：ツナミカワ | 作成日時：2020年10月24日 4時
