119、久しぶりの学校 ページ39
夏休みが終わり、9月となった。今日は9月3日、2学期の始業式だ。久しぶりに友達と会う。
そういえばきょうちゃんと夏休みになってから1度も会ってなかったな。
「行ってきます」
玄関の扉を開け、きょうちゃん(清水杏花)が来ていた。
「久しぶり元気だった?」
清水杏花「Aちゃん、元気だったよ。全然会わなかったね」
「行こう」
清水杏花「煉獄先生と行かないの?海水浴に行ったって聞いたけど」
「海水浴行って次の日から会ってない」
清水杏花「そうなの?」
「うん」
清水杏花「まぁ行こうか」
きょうちゃんと一緒に久しぶりに学校に行く事にした。
夏休みの話をたくさんしてあっという間に学校に着いた。
清水杏花「善逸君おはよう」
「久しぶり」
善逸「おはようAちゃん 杏花ちゃん。久しぶり」
?「あっ!Aッチときょんきょんだァ。久しぶり」
ん?この声は……
聞いたことのある声に振り向いた。
「葉月ちゃん。久しぶり」
山本葉月「どうだった?夏休み」
清水杏花「私はおばあちゃんの家で過ごしてた」
ああ成る程、だからきょうちゃんと会わなかったんだ。
?「こんな所にA、杏花、葉月じゃん。おはよう」
葉 杏花 主「「「杏実!!」」」
3人ともハモってしまった。
不動杏実「教室行こうか」
久しぶりの友達と教室に向かった。
チャイムが鳴り、杏寿郎さんが入って来た。久しぶりのスーツ姿に思わず見とれてしまった。一瞬目が合ったけど僕は反らしてしまった。
杏寿郎「おはようみんな!委員長号令!」
クラス委員長男子「起立!気を付け 礼」
全員「「「おはザース」」」
久しぶりに適当な挨拶を聞けた。
何だかそれが当たり前になってたけど、やっぱりこのクラスはこうでなくてはなと思う。
杏寿郎「出席取るぞ!〇〇」
1人ずつ出席の確認を取っている。
杏寿郎「宮武A!」
元気で大きな声が僕の耳に入ってきた。
そして愛おしそうに彼は僕を見つめてくる。
一瞬杏寿郎さんはニコニコ微笑んだ。みんなは気付いてなかったと思う。
「はい!」
杏寿郎さんが元気で大きな声で僕を呼んで、それに答えるかのように僕も元気で大きな声で返事をした。
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作者名:ツナミカワ | 作成日時:2020年10月24日 4時