101、退院 ページ21
杏寿郎さんが帰ってから寂しいかなと思っていたがそうでもないみたい。さっきのキスで落ち着けた。いつも安心させてくれる
大丈夫。また明日も会える。
そう思うと退院が楽しみだ
楽しみすぎて寝れないは困るから万全の状態で明日を待つ事にした。だから早く寝よう
次の日になりとうとう退院の時間となった。退院時間は11時にした
杏寿郎「A、おはよう。迎えに来たぞ」
「おはよう、杏寿郎さん。何か予定の時間より30分早くない？」
杏寿郎「早くAに会いたくてな」
「昨日も会えたじゃん。そういえば服なかった」
？「そう思って持って来たわよ」
「！？お母さん」
母「はい、これ」
「ありがとう。って今日は休みじゃなかった？」
母「愛娘の退院日に来ない親はどこに居るの！」
杏寿郎「Aの母上の言う通りだぞ」
母「良かった。じゃあ私は先に行くから。杏寿郎君と帰ってきてね」
いつの間にそういう関係になった！？前まで杏寿郎さんのこと“彼”と呼んでいたのに
お母さんが去って杏寿郎さんと2人きりになった時、さっきの疑問を聞いてみると、お母さんが名前を教えて欲しいと言われ、答えたのがきっかけらしい
「あっ杏寿郎さん、僕着替えるから一旦外に出てもらっても良い？」
杏寿郎「むぅ」
「そんな顔してもダメ。直ぐ着替えるから」
杏寿郎「早くな」
「分かってる」
杏寿郎さんを追い出し、はや着替えの
ｼｬｰとカーテンを開けて病室の外に出た
「お待たせ。終わったよ」
杏寿郎「君の母上が支払い済ませてくれていたぞ」
いつの間に！？
さっきから驚く事ばかりだ
ナースステーションの前に着き挨拶する
「お世話になりました。ありがとうございます」
看護師1「お気を付けて」
看護師達がエレベーター前まで見送りしてくれた。
1階のエントランスに降りて正面玄関に向かう
医者「宮武さん、退院おめでとうございます。昨日説明したように来週の土曜日に受診して下さいね」
杏寿郎さんと手を繋いで正面玄関の方に向かって突き進んだ
正面玄関の自動ドアが開いた。すると
しのぶ「Aさん退院おめでとうございます」
実弥「良かったなァ」
カナヲと玄弥が居る事に気付き、杏寿郎さんの手を離してカナヲの所に飛び付いた
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作者名：ツナミカワ | 作成日時：2020年10月24日 4時
