93、有一郎と無一郎 ページ13
時透「時間通り来れたよ。部屋番号ありがとう」
「隣の人誰？」
時透「僕の双子の兄さん。有一郎」
有一郎「よろしくな」
「よろしくお願いします。有一郎さん」
有一郎「呼び捨て」
初対面の人にいきなり下の名前で呼べと言われた
無一郎「兄さん、Aが困ってる」
有一郎「Aと言うのか可愛い名前だな」
むい君そっくりな彼は有一郎と言うのだけどぐいぐいタイプなのかもしれない。しっかりしてるのは弟のむい君かな
無一郎「確かにAは可愛いけど彼氏居る」
勝手にばらさないでよ
有一郎「誰？」
「…教えない」
有一郎「教えてくれ」
有一郎がどんどん近づいて来て顎クイをしてきた
嫌だ。怖い。むい君お願いだからフォローして
無一郎「兄さん、Aが怖がってる。離してあげて」
有一郎「悪かった」
良かった。何とかフォローしてくれた。次の瞬間
無一郎「別にAの彼氏公開しても良くない？」
意外と衝撃発言だった
「何で?」
無一郎「兄さんは口は硬い方だから。それに女に興味ないから」
有一郎「………」
有一郎苦しそう
「有一郎、大丈夫?体調悪いの?」
有一郎「いや、そうじゃない」
やっぱり様子が可笑しい…あれ?僕、今、有一郎って呼び捨てで呼んだ?有一郎嬉しそうだったのは一瞬だったけど苦しそうな顔になった。それに対してむい君は有一郎の顔が嬉しそうになった時苦しそうな顔してる感じがした。気のせいかな
それからは有一郎が苦しそうなまま会話が途切れてしまった
無一郎「じゃあ僕達は帰るね。明日も来るから」
「むい君 有一郎、また明日も来てくれる?」
有一郎「……明日は来たくない」
無一郎「ごめん。じゃあね」
ねぇ有一郎、僕何か君に悪い事した?何もした覚えはないよ。だって初対面だもん
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令和コソコソ噂話
有一郎はAに一目惚れしたらしいよ:お館様より
無一郎君は前世から密かにAちゃんに恋心を抱いていたらしいわ。キュンキュンするわね:甘露時蜜璃
甘露時の追加だ。Aが煉獄と両思いであると知ってからは２人が幸せならと諦めていたらしい。ちなみにAと関わってくる内に心から楽しめるようになったらしい:伊黒小芭内
Aが時透(兄)の事を下の名前で呼んだ時、時透(弟)は嫉妬したらしいぜェ。俺もAが女として好きだから気持ちは分かる：不死川実弥
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作者名：ツナミカワ | 作成日時：2020年10月24日 4時
