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恋しい…6話黒尾side ページ5

黒尾side



Aが宿舎の方へ戻ったことを確認しながら……



「俺の彼女って誰だよ。」


一人ごちる…………





?「ほんと………クロ今まで彼女いたことないじゃん。」



Aまと入れ違いにやって来たのは、幼馴染みの研磨だ。



「立ち聞きですかぁ〜」




研磨は俺の隣に座りピコピコとゲームに視線を落としたまま…



孤「聞きたくて聞いた訳じゃないし………海くんが呼んでたから…………」



「そっか…………んで、何処から聞いてのたの!」




孤「『昨日はなんか巻き込んじゃってごめんね!』ってとこから……」



「始めっからじゃねえか!」



オイオイ、じゃ、全部聞かれてたって事だよな。
恥ずかし!



孤「…………本気…だったんでしょ」



こいつは長い付き合いなだけに、俺の気持ちなんてまるっとお見通しなんだろうな。




「………あぁ。だけど、アイツの心にはあの青城の1年がいんだろ。

自分で気付いたんだ、これ以上悩ませたくない。」




合宿が始まった時から俺は気付いてた。


Aが国見の事を好きなこと。でも、A自信が気づいてないなら、その隙間に入れるかもって思ったけど…………

それは、アイツを悩ませる事になるし、優しいアイツの事だ、フルにしたって心を痛めるだろう…………だから、俺は嘘の彼女話を持ち出した。




「これで………よかったんだよな!」


研磨に問いかける振りをして、自分に言い聞かせる。




孤「…………クロにしては、いいことしたんじゃない?」




「そ、そうか…………あー俺も恋してぇな!」




孤「…………恋するのはいいけど…海くん呼んでたのにいかなくていいの。?」




「やっべ!海とミーティングの約束してたんだった!」




孤「じゃ、早くいけば!」




「研磨はまだ、戻んないのかよ?」




孤「ここ、風が気持ちいいし………ゲーム邪魔されないから、もう少しここにいる」



「そっか………じゃ、またあとでな!」



俺は研磨を置いて、宿舎の方へ足を進め始めた




孤「………クロ…カッコよかったんじゃない。」



「研磨?〜〜〜ありがとな」




後ろ手に研磨に手を振って、宿舎に戻った。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
夢主side


マネの部屋に戻ると、すでに皆はお風呂をあがってた。



仕方がないので、一人でお風呂へ




チャポン………


湯船に浸かりながら、さっきの事を主だしてた。


「鉄朗の話…………………嘘だよね
私の為に嘘なんてついて……」


鉄朗は嘘が下手なようだ。

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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年5月2日 11時

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