２話かもしれない！ ページ2
Aside
ピンポーン！！
ガチャッ…
「…………………おはよ…う」
「おっはよぉ〜ってA、どうしたの元気ないじゃん！」
今、私の目の前にいるのは、私の好きな人で…幼馴染みの及川徹だ
徹が私を朝、家に迎えに来てくれるのはいつもの事。
なんだけど…昨日の事が頭から離れなくてあまり眠れなかった私は相当酷い顔をしてると思う。
「あ〜なんか…ちょっと眠れなくて…………」
「眠れないって…どうしたの？なんかあった？俺でよければ話聞くよ？」
そう言って、私の頬を優しく撫でる徹。
これは徹の癖だ。
私が落ち込んでたり、体調が悪いとき、必ず顔を覗き込んで目を合わせて、頬を撫でるのだ
こんなことされたら諦められないじゃん！！
バカ徹！
はじめと恋人同士になったんだから、私の事なんてほっとけばいいのに……
「………だ、大丈夫だよ！！
ほ、ほら、早くはじめんとこ行こっ」
頬に触れてる徹の指を握って、私の家から３軒隣のはじめの家へと向かった。
「A？…………………」
流石に徹の手を払い除けるなんて出来ない。
だって、はじめの彼氏？になったかもだけど、私の好きはなくならないんだもん！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣
はじめの家の前に着いて、いつものように徹と二人で待つ
はじめが出てくるまでの、この二人っきりの時間は何よりも楽しみで、〔今日も一日頑張ろう！〕って、思える時間なんだけど…
今日は何を話せばいいのかもわからないし…正直、徹の顔を見れない。
だって見たら泣きそうなんだもん。
そりゃいつかは徹にも彼女が出来る覚悟はあった…高３になった今までいなかったのが不思議な位なんだけど………
でも、それは彼女であって彼氏だなんて思いもしてなかったし…ましてやはじめだなんて…
私とおんなじ幼馴染みでずっと３人一緒だったのになぁ〜
シュチュエーション的にはよくあるカプではあるんだけど…幼馴染みでお互いにずっと好きだった二人ってさ…ＢとＬの世界では。
私自身も幼馴染みのカプとかは好物なんだけど…それが徹とはじめってのがさぁ…
そりゃ、仲間たちと想像はしたこと正直あるけどさぁ〜まさかそれが現実になるとは思わないじゃん
はぁ〜ほんと複雑。
「ねぇ、ほんとにどしたのA。なんかあったよね絶対！！俺に話してよ！」
んーそれは流石に無理なんだよ徹。
続く
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作者名：みぃさん | 作成日時：2019年8月30日 8時
