成敗７話 ページ7
Aside
ねえ、誰か助けて下さい！
私は今の吉村に連れられてステージの裾に来ているのだ。
当然ながら、ステージの前にはパーティーに来ている人がいるわけで、緊張しすぎて気持ち悪い位。
「あ、あの陽人さん…こ、怖いんですけど！」
吉「大丈夫。Aは俺の隣でニコニコして挨拶してくれたらいいだけだから。
あとは俺に任せてくれれば万事ＯＫだよ。」
オ、オッケーって簡単に言うけど、挨拶しなきゃなんないんでしょ。
緊張するわよ！
司会「それではご登場していただきましょう。株式会社《ｙｏｓｉｍｕｒａ》の代表取締役社長、吉村陽人様と奥様のA様です。皆様、盛大な拍手でお迎え下さい！」
ワァーパチパチパチ……パチパチパチ…
会場から沸き上がる拍手の音……
ス、スゴいんだけど。
私は拍手の起こる中、吉村に手を引かれて壇上に上がった。
吉「えーただ今、ご紹介にあずかりました株式会社《ｙｏｓｉｍｕｒａ》の吉村陽人と申します。
この度は宮城経済連の副会長にご指名いただき、ありがとうございます。若輩者でございますが皆様の〜〜〜〜〜」
吉村の挨拶はまだ続いている。
挨拶の中の言葉でわかったこと。
吉村がなんか凄い役目になったということ。
宮城経済連の副会長って…………この場にいる人たちの中でNO２の立場になったって事よね。
確か会長はあの大村さんのご子息だとか言ってたっけ。
吉「こちらは私の妻です。」
吉村の手が腰を少し押して、私を前に促せる。
あーメッチャ緊張するんだけど。
「吉村の妻でAと申します。不慣れな事ばかりですが、何卒よろしくお願いいたします。」
私は精一杯の挨拶をして、深々とお辞儀をすると、吉村の後ろへと戻った。
こ、コレで良かったのかな？
大丈夫だっただろうか。
吉〈よく頑張ったな。エライエライ！〉
吉村は小声で私に話し掛けてくれた。
良かった…なんとか乗りきった…かな。
私たちが後ろに下がると、続いて舞台に上がって来たのは、吉村より２０歳程年上であろう、素敵な紳士と和服の似合う美人な女性だった。
司会の人の紹介でわかった。
このお二人が大村会長とご夫人なのだと。
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
※作者からのお詫びとお願い。
作者は経済連の事や宮城での企業のことは全くわかりませんので、すべて私の妄想によるものです。
ですので、実際は「こんなの違う」とかありましてもお許し下さい。よろしくお願いいたします
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亜莉栖 - すごく面白いですっ!!応援してます(≧▽≦) (2021年1月11日 0時) (
レス) id: 433abd6fce (このIDを非表示/違反報告)
もふもふうさぎ(プロフ) - とっても、面白いので続きみたいなぁ、、なんてw続き楽しみにしてます！ (2019年1月23日 3時) (レス) id: 9cbd8fb705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃさん | 作成日時：2018年8月20日 14時
