【HQ】街頭インタビューで彼氏の浮気が発覚した件について【宮侑】

好き７話 ページ7

Aside



侑も私も高校は決まってるし、少し気が楽かな。



高校になったら、ますますカッコ良くなってモテモテになんのかなぁ〜




今でもバレー上手いし、イケメンやから他校の女子からも人気やもんな！





『他にすきな奴出来たから別れよ！』とか言われたら……生きていかれへん！




って、私、どんだけ侑の事好きやねん。



でも、あんなにええ彼氏やもんな、好きにならんわけないし……いっつも優しいしな。



治に言うたら、『それはAにだけやで！』って言われたけど、そんなことないよな。



侑、女の子好きそうやもん。






「はぁ〜侑が好きすぎてツライ！」





部屋で一人で呟いてみる。





アカン、こんなん危ない奴やん。




「こんなこと考えてんと、お風呂入ろ！」






私はお風呂に入ろうとリビングに顔を出した。



おっ、ちょうどお父さんが帰ってきてたわ！




「お帰りお父さん！今日もお仕事ご苦労様！」





父「ああ、ただいまA」





うちのお父さんは、自慢じゃないがイケメンだ。

昭和のイケメンやけど！





父「今からお風呂か？」





「うん、先に入らせてもらうわ！」






父「お風呂上がったら、少し話があるんやけどええか？」



ほっ？話？





なんか改まってるけど…




「別にエエよ。」






とりあえずお風呂に入りに行った。





お父さんの話…なんやろう。



めっちゃ気になる。







なんか嫌な予感がすんねんけど……



この胸騒ぎはなんや！






まさか、離婚とかやなんやんな！





とくに最近、喧嘩もしてなかってけど……私の知らんところでなんかあったんかな？




もしかして浮気？





いやいや、それはないやろ。





アカン気になってゆっくりお風呂になんか入ってられへんやん！






私は急いで上がった。








￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣

リビングに入ると、ダイニングにはお父さんとお母さんが並んで座ってた。



二人の表情は暗い。



ウソウソウソ！



誰か嘘やって言って。





父「A、ここに座ってくれるか？」





ダイニングに私も座り二人の話を聞く。






父「実はな……お父さん、







・








・









・









・









栄転しました！」


パチパチパチ！






はあ？





目の前にはニコニこしながらパチパチと拍手してる二人。







えっなに？





もしかして、騙された？








「ちょ、ふざけんなや！」




私の声が木霊した。

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