【HQ】街頭インタビューで彼氏の浮気が発覚した件について【宮侑】

好き１８話 ページ19

Aside




「で、どうゆうことなん？」


ただいま、目の前には私の親友で、男子バレー部のマネージャーの夜梨子がいる。


私が聞いてんのは、なぜ私がマネージャーに勧誘されてるのか！って事。


あのあと、及川先輩に聞いても、『俺と付き合ってくれたら、教えてあげる』とか、フザケた事しか言わんかったから、及川先輩の保護者の方(以前に助けてもらった岩泉先輩)に連絡をして、連れて帰ってもらった。




んで、今は理由の知ってそうな夜梨子を問いただし中なんやけど……なかなか、話そうとせぇへん。




「ちょっと、夜梨子？

バレー部のマネージャーなら、あんたもおるし先輩も２人おんねやろ。

私なんかいらんやん！せやのに何でなん？

なんか理由があるんやろ。」





夜「……………じ、実はね…２人先輩マネージャーはいるんだけど、仕事をなんにもしてくれなくて………最近は私がやった仕事もその先輩がやったみたいになってて……部員には私がサボってると思われてるんだ。」





ちょっと、衝撃的やった。


いっつもニコニコ笑いながら、楽しそうに部活に向かってた夜梨子のが、そんなに辛い目にあってたなんて………なんで、私は親友やのに気付いてあげられへんかったんやろ。




「それで、私がマネージャーになったら夜梨子は助かるんか？」





夜「……………それは………違うくて。

えっと……部員の誤解を解きたいの。そして、前みたいに部活を楽しみたい!


そのためには、先輩マネージャーが今のままじゃ……どうにも出来なくて、Aならどうにかしてくれそうで、及川先輩に相談したんだよね。」





夜梨子の話によると、夜梨子の事を信じてんのは及川さんと岩泉さん。それと同級生の渡と矢巾だけ。


あとの人は先輩達の味方とか、マネージャーのゴタゴタはどうでもいい人なんやて！



だから、私をマネージャーにして、先輩マネージャーを追い詰めようって事だったみたい。




夜「Aごめんね。変なことに巻き込もうとして。」





「ううん、親友が困ってんねんもん。

私が助けんと、誰が助けるねん！任せとき！」




とは言ったものの、もうすぐ春休みやねんけど………侑に会いたいのに……でも、バレー部…いや夜梨子の事をこのままおいておかれへんし！！



なんとか出来へんかな？

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