【HQ】街頭インタビューで彼氏の浮気が発覚した件について【宮侑】

好き？１話 ページ1

Aside




私には中学から付き合ってる彼氏がいる。


バレーがめっちゃ上手くて、イケメンでモテモテなヤツ。



ほんまにムカつくくらいモテるねんなぁ〜アイツ。





出会いは小学校まで遡る。



１年の頃からおんなじクラスで、いっつもイジメられとったから、私は最初大嫌いやった。





それが普通に変わったのは３年の頃。





私が別のクラスの男子にからかわれてる所を、颯爽と現れて助けてくれた。




その瞬間、いっつもイジメてくんのに助けてくれるなんて…王子様みたいやん！って思ったよ！



トゥクンってなったよ！




普通やったらそこで惚れてまうんやろうけど、コイツは外さへんねんな。




ソイツはそのいじめっ子に








・









・









・









？「誰の許可得て、コイツの事苛めてるん。

コイツを苛めてるんええんは俺だけやし、人の子分に勝手なことすんな！」




って言いよった。




えっ、私ってコイツの子分やったん？



てか、コイツにいじめられるんは決定事項なん？




プチン……


そりゃ、キレるよね。



自慢じゃないけど、私ってばおとなしい優しい子ってイメージあるんやけど、ほんまの私は違うねんな！



お兄が二人おるから家では結構な武闘派やねん。



外では猫被っとうけど。




「あほらし(ﾎﾞｿｯ・・・・・・・」


思わず本音が出たことは許してほしい。






？「「えっ…なんかゆうたか？」」





私がﾎﾞｿｯっと言った声は、聞こえたんや。


ほな、もうええか！




「あのさぁ…さっきから聞いとったら自分等なんなん？

私の事バカにし過ぎちゃう？

何が『苛めても良いのは俺だけ』やねん。

そんなもんお前も苛めてええわけないやろ。それに私は子分になった覚えが無いんやけど、どうゆうこと？

それからお前も、なんなやねん。いっつもからかってきやがって。イヤヤゆうてんねんからやめろやボケが！」





私は二人の前に仁王立ちになり、怒鳴り付けた。




これで明日には噂が広がってもっといじめられる事になるかも知れんけど……私に後悔はない。





呆気にとられて、無言になる二人。



当たり前やわな。


だって、おとなしいと思ってた女の子が、口悪く怒鳴ってるんやもんな！



ジッと睨むと、始めに私を苛めてた隣のクラスの男の子は泣きながら走って行ってもうた。




でも。恥ずかしくて女子に泣かされたなんて恥ずかしくて人には言われへんよな。

好き？２話→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す