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愛…42 ページ42

Aside



A屋上で人と会う約束してるから、終わったら駅前のポエミーで待ってるね!



放課後、京治にメッセージを送って私は屋上へ向かってた。


だって、断れなかったから待たせたままになったら悪いでしょ!


ポエミーとは駅前にある京治と二人でよく行くカフェの店名。


マスターが面白い人で……私と京治の仲を知ってるし数少ない人の一人。


そんなこともあって、私と京治はよくポエミーに行くんだよね。




鞄に荷物を詰めて、帰る用意をして教室を出る。


屋上へと繋がる階段を登ってると、京治からメッセージが入った。



京治屋上で人と会うって、誰と会うの!




えっ、なんか京治怒ってる?

な、なんで?



A京治、怒ってる?




京治怒って…はないけど……心配してる。いったい誰と会うの?


怒ってはないんだ…良かった。

でも、心配って…ほんとに京治は過保護なんだから。




A大丈夫だよ。心配しなくても、京治のクラスメイトの人だから……あー名前はわかんないんとけどね…テヘヘ




ほんとに名前聞いてれば良かったよ。



ガチャ…ギギキッー




京治とメッセージのやり取りをしてたら、屋上についちゃった。


ドアを開けて外に出てみると…



フェンスにもたれ掛かってる男子が一人。



顔をよく見ると…休み時間には会った京治のクラスメイトに間違いなかった。



「ごめんね…待たせちゃった?」



クラスメイト「あーううん。全然大丈夫……」



「そう?なら良かった……で、お話ってなに?」




そう、この人は話があるから会えないかって言われたんだよね。





クラスメイト「えーっと、その、俺……木村って言います。」



「木村……君ね。うん、覚えたよ!それで?」



まさか、自己紹介するためにここへ呼ばれたんじゃないよね。



あれ?もしかして、私も自己紹介するパターンなの?




「赤葦…Aです。よろしくね!」




なんか、目の前にいる木村くんが黙ったままでいるから、自己紹介待ってるのかとおもってしといた。




木「あっ……いや//////知ってるし…////」




ありゃ!知ってたのか…ってそりゃそうか!




木「あーもう、俺のヘタレ!こんなチャンスもうねぇぞ!やれ!男だろ!」



う〜ん、どしたんだろ。



いきなり木村くん独り言を呟き出したんだけど。





「あの〜どうかした?」




木「えっ?も、もしかして俺声に出てた?」

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めーい(プロフ) - 更新頑張ってください!続きが気になります!笑がんばってください!!! (2018年12月14日 22時) (レス) id: 6d6828b7fa (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 紅蓮姫百合桜さん» コメントありがとうございます。コメントが励みになって更新速度が上がりますよ!ありがとうございます。よろしくお願いします。 (2018年4月5日 7時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮姫百合桜 - これからの更新頑張ってくださいね(*'▽')楽しみにしてます! (2018年4月5日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年12月6日 14時

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