続:愛し合いたい【ハ イキュー】【赤 葦・黒 尾】

愛…２７ ページ27

Aside



京治と今日は気兼ねなく手をつないで歩く。


なんだか、ほんとに嬉しい。


普通の恋人同士は、こうゆうのが当たり前なんだよね。



いいなぁ〜ほんとに憧れる。




「ねえねぇ京治。１４時からイルカショーがあるよ。見に行く？」



私は入り口でもらった、水族館のショーのスケジュールを見ながら京治に話しかける。



赤「うん、そーだね。まだ、少し時間があるから軽くなんか食べよっか！」




「あっ、私ねソフトクリーム食べたい！」




赤「ハハハッ、まったくAは甘いもの大好きだもんな。

あっちにフードコートあったよね。」




「やったぁ！じゃ、早速レッツゴー！！」




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
赤葦side


軽食や、ドリンクにかき氷、アイスクリームにもちろんソフトクリームもあるフードコートは充実してる。



赤「Aはバニラのソフトクリームでいいの？」




「うん、バニラがいい！」





赤「じゃ、席とって待ってて！」





「わ、私も行くよ！」





赤「ダーメ！！それじゃ席とれないでしょ！」





「う、うん…でも……」





赤「はいはい、Aはここに座ってて！」





俺はまだ、不満げなAを四人掛けのテーブルに座らせて、お目当てのものを買いにいく。



Aはソフトだし、先に買っちゃうと溶けるから……先に俺の分を買いに行くとするか。




んーなんにしようかな？



菜の花の辛子和え……はないよな。





あーあれにしよう。


俺はさっさと買い物を済ませて、Aの待ってるところへと戻った。




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「お待たせ！はい、どーぞお姫様！」




貴「ちょ、お姫様って……恥ずかしいから/////」




ほっぺを膨らませて、拗ねてるAも可愛いけど……


ソフトクリームを見た瞬間、パァ〜っと笑顔が溢れた。



やっぱりAは笑顔が一番だ。





Aにソフトクリームを渡し、俺は先程買ったものに口をつける。





貴「ねぇ、京治のはなんなの？」





「ん？これか？これは………タピオカドリンク。」




アイスミルクティーの中に粒々のタピオカがたっぷり入ってる。





貴「…………それも美味しそーだね…」




「一口飲む？」



これはいつもの事。



昔からお互いに食べてるものを半分こするんだよな。




貴「ありがとう…京治もコレ一口いる？」




「んっありがとう！」




俺は返事をするよりも先にAの手に持ってるソフトを一口舐めた。

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