愛…１９ ページ19
赤葦side
俺が言ったことで、これからはどうなるかなんて……容易に想像できた。
だけど、今言わなきゃ………逆に両親に申し訳ないと思ったんだ。
赤「父さん…言うよ母さん…………俺とAは……お互いに愛し合ってるんだ！」
Aの肩を抱き寄せて、俺は言った。
母「えっ…………と、それは、兄妹として……って事よね。」
「・・・・・・そうじゃない。」
父「異性として…………と言うことか。」
「・・・・うん、そうだよ。
俺はAの事……ずっと前から妹だなんて思ったことない。一人の女性として愛してる。」
貴「わ、私も………京治と一緒です。
一人の男の人として好きなの。」
二人とも黙り混んでしまった。
沈黙が続く・・・・・
それは時間にしたら、５分か１０分程だと思うけど、俺にしたら１時間にも２時間にも感じられた。
一番に口を開いたのは……
・
・
母さんだった。
母「わかった。それで、二人はこれからどうしたいの。」
あれ？
俺はもっと、色々と言われるかと思った。
特に母さんが何か言うと思ったんだけど………
「えっ…いいの？
俺たちの関係を許してくれるの？」
父「京治……いい加減な気持ちじゃないんだよな。」
「当たり前だよ。
いい加減な気持ちで、妹だと思ってるAの事を好きになるわけないだろ。」
母「Aも本気なのね。」
貴「本気だよ。この先、京治しか…愛せないと思うくらいには、本気で好き。」
俺とAの気持ちは揺らがない。
お互いに、魂を分けあったソウルメイトだと思ってるから。
母「・・・・だったら、反対する理由はないじゃない。
今回の事が幸いしたわね！」
父「そうだな。
Aと血がつながっていないからこそ、許せる事だ。
もしも、本当に双子で血の繋がった兄妹なら、許される事ではないからな！」
そうか………Aが俺の本当の妹じゃないから………許された事なんだ。
それても、普通は世間体を考えるだろうに……この人たちの懐の深さに我が親ながら、驚かされる。
貴「お父さん、お母さん……ありがとう。
私…………京治がいなかったら、生きていけないの。ほんとにありがとうｳｯｸｯｳｳ」
そういいながら、Aは泣き出してしまった。
母「まあまあ！Aったら。子供みたいに泣きじゃくっちゃって！」
俺と父さんは、そんな二人を微笑みながら見ていた。
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めーい(プロフ) - 更新頑張ってください！続きが気になります！笑がんばってください！！！ (2018年12月14日 22時) (
レス) id: 6d6828b7fa (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 紅蓮姫百合桜さん» コメントありがとうございます。コメントが励みになって更新速度が上がりますよ！ありがとうございます。よろしくお願いします。 (2018年4月5日 7時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮姫百合桜 - これからの更新頑張ってくださいね(*'▽')楽しみにしてます！ (2018年4月5日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃさん | 作成日時：2017年12月6日 14時
