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愛…11 ページ11

赤葦side



俺は黒尾さんのアドバイスを受けて、DNA鑑定をしたのがちょうど10日前。


そして、今日……家に封筒が届いた。




俺は両親に見つからないように、自分の部屋で慎重に開ける。



自分で思うよりも、緊張してるのか手が震えてる。



これで、俺とAが双子なのかどうかが、ハッキリとする。



封筒の中から何枚かの書類を取り出す。




その中の1枚に視線を落とす。




赤葦Aさんと赤葦京治さんのDNA一致率は………………

































0・00%




血縁関係の可能性はありません。






俺とAが血縁関係が……ない。



俺はこれを望んでいたのか?



それとも……Aとは、愛し合えない関係でも、同じ血が流れてる事を望んでいたのか………





わからなくなってしまった。






どうしよう。




このまま、俺が口を閉ざしていてもいいのだろうか。



それから、どれくらいの時間が流れたのだろうか。



明るかった、窓の外が今ではもう、スッカリと暗くなってる。





















DNA鑑定の書類と戸籍謄本を手に……俺は、部屋を出た。




「母さん、父さん………話があるんだ!」




俺は両親に話して、Aのほんとの親を探してあげないとって、思ったんだ。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
父「これ………は、ほんとの事……なんだよな。」




母「………………………」




父も母も驚いてる。


そりゃそうだよな。



今まで、ほんとの娘だって思ってた子供が、本当は………自分達の子供じゃなかったなんて…………




赤「全て、事実だよ。

Aの血液型を病院でみたときに、おかしいなって思ったんだ。

Aの血液型がO型だったから。」





母「………それの何がおかしかったの?」





母は血液型の組合せの事は知らないのだろう。


普通に過ごしていたら、あまり気にすることでもないし、知らない人も多いだろうけど、俺は少し前に友達と血液型の話になったときに、気になって調べたんだ。

それが、今回は役にたった。




赤「………A型とAB型の両親から、O型の子供は生まれないんだ、それに、両親のどちらがAB型の場合、絶対にO型は生まれない。」




父「そうか、それであの時京治は俺達に血液型を確認したのか。」




赤「………………そうだよ。」

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めーい(プロフ) - 更新頑張ってください!続きが気になります!笑がんばってください!!! (2018年12月14日 22時) (レス) id: 6d6828b7fa (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 紅蓮姫百合桜さん» コメントありがとうございます。コメントが励みになって更新速度が上がりますよ!ありがとうございます。よろしくお願いします。 (2018年4月5日 7時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮姫百合桜 - これからの更新頑張ってくださいね(*'▽')楽しみにしてます! (2018年4月5日 0時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年12月6日 14時

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