表４７* ページ48
Aside
中「失礼だな君は！なんだね、ワシに愛人でもいると言いたいのかね！」
まあ、なんなんだろう。
図星を付かれたからなのだろうか、顔を真っ赤にして怒ってる狸親父！
って、こんな奴と狸だって一緒にされたくないわよね。
ごめんあそばせ！！狸さん！
吉「いえいえ、そう言う意味で言ったのではないんですけど…誤解されるような発言でしたね、申し訳ありません。」
この人………口では謝ってるし態度だって普通の人が見れば、申し訳ないように写るんだろうけど……私にはわかっちゃった。
まったく、自分が悪いだなんて思ってないこと。
この数十分で吉村の事が少し分かった気がした。
あんなに憎んで嫌ってた人なのにね…不思議だ。
中「フンッ、不用意な事は言わん方が身の為だぞ…吉村くん。」
吉「はい、肝に命じて置きます。」
いやいや、あんたにだけは言われたくないと思うけど！
秘「社長……ソロソロお話なさってはいかがでしょう？」
中「おっ、そうだな……吉村社長、今あんたの所で開発してる…あの…「ああ、ありますよ。お耳が早いですね。」……俺の情報網を侮ってもらっては困るな。」
吉「ハハハッ…そんな侮るだなんて…それで、その開発中の物をどうされたいんですか？」
中「完成したら…うちが独占で取り扱ってやるぞ！」
スゴい上からなんだけど…『取り扱ってやるぞ！』ってどう考えても、そっちがそうしたいだけじゃん。
吉村はなんて答えるんだろう。
まさか、言いなりになんてならないよね…
吉「…………………ありがたい申し出ですが…既に取引先は決まっておりますので……社長のご意志には添えないかと…」
丁寧な言葉で断ってるけど…優位に立ってるのは吉村なのだろう。
中「そうか…なら、独占でなくても構わんぞ。うちが取り扱えば…君の所も助かるだろう」
吉「…………社長、何か勘違いされていませんか？」
中「何を言っている。」
吉「今のあなたの会社よりも、私の会社の方が利益を産み出してるし、資産も上だ……それに、最近会社で変わったことはありませんか？」
中「…………何を生意気な！
い、今は少し低迷しておるだけだ、すぐにお前の会社など潰してくれる！」
吉「潰す………ですか、面白いことを言いますね…今日のこのパーティーで何が発表されるかご存じないんですか？」
えっ、ただの集では無かったの？
吉「…………さぁ、そろそろ、会場へ行こうか…A」
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みぃさん(プロフ) - 月夜さん» ご指摘ありがとうございます。確かに太宰くさんは〔私〕ですね。わかってたのに、間違ってました。すみません。ゆっくりになりますが更新していくので、お楽しみに！！ (2018年2月13日 10時) (
レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - お話とてもおもしろかったです！あの、太宰さんは一人称が[私]じゃなかったですかね？間違ってたらすいません！更新頑張ってください！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: bd264965d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃさん | 作成日時：2017年12月5日 17時
