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表41* ページ42

Aside


この人から、思いもよらない言葉を聞いてしまって、動揺してしまいそう。



吉「俺とお前は……小さい時に会ったことがあるんだぞ…お前はほんとに小さかったし、俺はもっと若かったから覚えてないだろうけど……」




それは…いったいどうゆう意味なの。



私が小さい時って事は…お父さんとも面識があったってこと?




「えっと…それって…………」





吉「俺とお前のお父さん…桐生氏とは俺が高校生の時からの付き合いなんだ。」




そんなに前から……この人が高校生の時って事は…私はその頃5、6歳よね。



あれ?





そう言えば…小さい頃、兄さんとは別に、大好きだったお兄さんがいたような……


そのお兄さんはある日突然お屋敷に現れて…




?「今日からAちゃんのおうちでお世話になります_____です。よろしくね!」



ニコッと笑った顔が格好良かったのをなんとなく覚えてる。




幼いながら…私はそのお兄さんに淡い恋心を持っていたんだと…今なら思う。





そのお兄さんはうちから学校へ通い、屋敷に帰ってきてからはお父さんの書斎で、お父さんとなにかをいつもしてた。



それでも、少し手が空くと私や兄さんの遊び相手になってくれた。



それから2年くらいたったある日、そのお兄さんは突然屋敷を出ていってしまったんだ。





どうして今、そんなことを思い出したんだろう……

ずっと、忘れていた記憶なのに……






吉「俺は君のお父さん…つまりは桐生氏仕事のすべてを教わってた…まあ、所謂師匠と弟子のような関係と言った方が分かりやすいか…」



お父さんとこの人が……?



そんなの嘘よ!





だったら、どうしてあのとき…あんなことを言ったの。




【吉『桐生A、お前がひとり犠牲に為れば…家族は救われるんだ…簡単だろう。』】



この人はお父さんを裏切ったってこと?





吉「お前が何を考えてるか…当ててやろうか?」





「〜!!!」





吉「俺が桐生さんを裏切ったとでも、思ってるんだろう。」





なにも言えない。


ここで、間違った事を言えば取り返しのつかないことになるかも知れない。





吉「……………桐生さんは…あの専務に一服盛られたんだ。」




「えっ………それって…「そう言うことだ!」………あなたは何者なの!」





この人は味方なの…それとも敵?




どうやって……見分ければいい?

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みぃさん(プロフ) - 月夜さん» ご指摘ありがとうございます。確かに太宰くさんは〔私〕ですね。わかってたのに、間違ってました。すみません。ゆっくりになりますが更新していくので、お楽しみに!! (2018年2月13日 10時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - お話とてもおもしろかったです!あの、太宰さんは一人称が[私]じゃなかったですかね?間違ってたらすいません!更新頑張ってください! (2018年2月12日 20時) (レス) id: bd264965d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年12月5日 17時

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