表２１* ページ21
Aside
兄と会うのは何年ぶりになるのだろうか……ほんとに久しぶりで、嬉しすぎて泣いてしまった。
隣には徹もいたと言うのに……恥ずかしい////
兄さんが一緒に来ると言っていた人を紹介してもらったんだけど………
国木田さんは真面目そうで、頼りになる人って感じだし……兄さんとも親しいようだった。
もう一人紹介してくれたのが、太宰さんという方。
その方は、見た目大変美しい男性の方なのに、言動が人とは少し違うようで、腕や首元から見える包帯や、初対面なのに、心中を誘ってくるなんて、少し対応に困ってしまった。
だけど、この方も兄さんが信頼を置いているのは、二人が話しているのを見ていてよくわかった。
「それで、兄さん………電話で話してたことって…………」
ずっと、昨日から気になっていたこと。
父の事………
そして、私の主人と憎いあの専務との関係。
隼「ああ、その事は…ここではちょっとな………「あれ？あの子………君たちの事を呼んでいるのでは」ん………あっ、あの子達か」
兄さんに言われて、振り向くとそこにはスマホを片手に駆け寄ってくる、秀と親治かいた。
及「矢巾と渡っちじゃん、どうしたの、そんなに慌てて！」
ハァハァと上がった息を整えながら……
渡「い、いま……俺ら…ﾊｧﾊｧ職員室に行ってて……ﾊｧﾊｧ……」
矢「ﾊｧﾊｧ…入畑監督からの……で、伝言……っすﾊｧﾊｧ………携帯鳴らしたんっすけど…及川さん………出ないから…んはぁ…追いかけましたっす」
及「えっ、気づいてなかった、ごめんね！」
どうやら授業中にマナーモードにしたままだったらしい。
及「それで監督の伝言って………」
矢「あー……えっと………」
兄さん達をチラッと見る秀。
あまり人に聞かれたく無いこと……って事は、今朝の体育館の事かな？
「秀……この人たちは私の兄さんとそのお連れの人だから……大丈夫だよ。」
矢「あっ、そ、そうなんすね。
ああ、すいません。えと、監督が体育館のことで色々と調べたいから、職員室に来るようにって！」
及「えぇぇぇ……折角、Aのお兄さん達がきてんのに……俺、もっと、話したかったのにぃ……」
なんて、ブツブツ言ってる徹。
秀と親治は「伝えたんで、失礼します」と言って帰ってしまった。
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みぃさん(プロフ) - 月夜さん» ご指摘ありがとうございます。確かに太宰くさんは〔私〕ですね。わかってたのに、間違ってました。すみません。ゆっくりになりますが更新していくので、お楽しみに！！ (2018年2月13日 10時) (
レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - お話とてもおもしろかったです！あの、太宰さんは一人称が[私]じゃなかったですかね？間違ってたらすいません！更新頑張ってください！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: bd264965d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃさん | 作成日時：2017年12月5日 17時
