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Aside
職員室からの帰り道、徹がぽつりと呟いた。
及「昨日………国見ちゃんと帰ったんだ………」
ああ、徹のヤキモチだ。
付き合ってる訳ではない私たちだけど、お互いに独占欲があるらしく、やはりヤキモチは妬いてしまうのだ。
それは当然、私もだけど………嬉しいことに徹も妬いてくれる。
「うん、帰り一人だったから……送ってくれただけ。
だけど、そのお陰で私の疑いが晴れたんだもの、国見君のお陰だね!」
及「ごめんね……昨日は一人で帰らせちゃって……………でも、もう……あのおかしな条件はなくなったし、今日からはAだけだからね!」
「うふふっ…ありがとう徹。
私も徹が傍にいてくれると、心強いもん。」
私達は、どちらともなく手を繋いで歩いた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
体育館に着くと、レギュラーメンバー以外は教室に戻ったようだった。
「みんな待っててくれたの?」
岩「まあな、気になってたした………それで、どうなった。」
私と徹は監督に言われたことを、そのまま伝えた。
花「なるほどな………現場を保存しろって、事だろな。」
保存……………犯人を見つけるためって事だよね。
犯人がわからなければ、いくら新しくしてもまた、同じことが起こらないとは言えないし………
だからって、警察はなぁ…………
松「俺さ、体育館に入ったとき……なんかおかしいなって………思ってて、ずっと考えてたんだけど…………体育館の床にいくつもの足跡があった気がするんだ。」
花「足跡?…………って、複数って事か?」
松「多分な……………」
矢「それって……ライバル校の仕業とかっすか?」
松「いや、そうと決めつけるのははぇーよ。
ただ、その可能性もあるってこと。」
岩「………………俺らのライバルって、」
金「白鳥沢………」
花「牛若?」
及「…………………それはないよ。
確かに、牛若のヤローはムカつくけど、こんな卑怯な事はしない。
それに、白鳥沢の部員だって………そんなことはしないと思う。」
徹は、牛島くんの事……信じてるんだね。
なんか、良きライバルって感じだね。
そんなことを話してると、私のスマホが鳴り響いた。
画面を見ると………昨日話したばかりの兄さんだった。
〔もしもし?兄さん?〕
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みぃさん(プロフ) - 月夜さん» ご指摘ありがとうございます。確かに太宰くさんは〔私〕ですね。わかってたのに、間違ってました。すみません。ゆっくりになりますが更新していくので、お楽しみに!! (2018年2月13日 10時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - お話とてもおもしろかったです!あの、太宰さんは一人称が[私]じゃなかったですかね?間違ってたらすいません!更新頑張ってください! (2018年2月12日 20時) (レス) id: bd264965d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年12月5日 17時