正統派ヒロインに隠された裏の顔!【及川徹】

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及川side



「まあ、これだけAと国見ちゃんの目撃情報があるってことは嘘や口裏を合わせてるとかって事はないよね！


それに、ネットって結構重いんだよ。

A一人ではなかなか運べないし。

それをワザワザ倉庫から体育館に出してきて、切り刻むかな？



それにね………みんなには、秘密にしてたけど……青城の横断幕も切られてたの。



そんなひどいことAがすると思う？


Aがどれだけ……この横断幕を大切に思ってきたか……２.３年にはわかるよね」




貴「徹…………」





俺は中村ちゃんの前まで移動して、部長として、Aを守る男として……一言、言っておく。



「中村さん。憶測で喋っちゃダメだよ。

それにね………俺達青城バレー部には、中村さんが来るまでの、約２年間の絆があるの。思いが……あるの。




だから、こんなことはAが、出来るわけないんだから！」




そう言って……みんなの前に横断幕を広げる！




途端に騒ぎだす部員。



そりゃそうだよな………バレー部の部員なら、この横断幕がどれ程のものかわかるから……




花「それ……どうすんだよ。

もうすぐインハイも始まるんだぞ！」





「横断幕はAが頑張って、修復してくれるみたいだから……少し待って。」





花「…………………おう、わかった。

A、サンキューな。それと頼むな…横断幕。」



マッキーの言ったことに、みんなも反応して……



全｢｢｢｢｢｢｢｢｢オネシャース！！｣｣｣｣｣｣｣｣



貴｢うん、上手く出来るかわかんないけど………友達の家庭部の子に聞いてみるね。」





Aは友達も多いから、こう言うときは頼りになる。



みんなだって、Aの為ならいくらでも、手伝ってくれると思うしね！




及｢それで、犯人もこのままほっておく訳にはいかないから、それも監督に相談するよ。｣




松｢だよな〜探偵じゃあるまいし、俺らに出来る事なんてたいしてないだろうしな！｣




花「それにしても、ムカつくよな。

大事なインハイ前のこの時期に、練習出来ないとか………｣




そこから、ここでの雑談タイムになってしまった。





まあ、朝練も出来ないし、たまには選手同士の交流もいいだろう。





及｢じゃ、今日はこれで終了ね！朝練は無しだから、あとは自由時間ね！

だけど、ＨＲが始まるまでには教室に行くこと！

それじゃ、解散！｣




俺と、Aは岩ちゃんにあとの事を任せて、職員室へと急いだ！

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