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Aside
蛍君のお家に泊めてもらった翌日、目を覚ますと私の傍に蛍君の姿はなかった。
きっとあのあと私が眠ってから自分の部屋へ戻ったんだろう。
とりあえず身支度を整えて、リビングから続くキッチンへと来てみた。
キッチンからはお味噌汁のいい香りと、トントントンッと軽快な包丁の音がしていた。
「あっ、あの、おはようございます。昨日はすみませんでした。」
私はキッチンに立つ蛍君のお母さんに頭を下げた。
ほんと昨日はやっちゃったよ。
はじめて会う人の胸で泣くなんて…恥ずかし過ぎる。
?「おはよう…よく眠れた?」
・
・
「うえっ?……………なんで…蛍くんがエプロンしてキッチンに立ってるの?」
ほんとに驚いた。
蛍くんのお母さんだと思ってたのに、キッチンに立って、包丁でネギを切ってるのは蛍くん本人だった。
月「なんでって…朝御飯食べるデショ」
待って待って…ほんとに蛍君だよね。
なんかエプロンとかつけてるんですけど…ってか似合ってる。
プッ……ククククク…あーダメだニヤける。
月「ねぇ君!〜に笑ってんの」
「えっ!だ、だってぇ……ククククッ…エプ、エプロンがぁ〜 フ、フリフリって…ッククク…」
月「////こ、これは…////////母さんの趣味だからだよ!僕のじゃないからね!」
テレてる蛍くんてばレアだ!
フフッ可愛い……
「お似合いですよ!セーンパイ」
月「キミねぇ…………まあ、いいや。ほら、もうご飯出来るから手伝って!」
「は〜い!」
こんな暖かい幸せな時間を過ごしたのは久しぶりだった。
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月28日 17時