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月島side
Aはそのまま、泣きつかれて母の腕の中で眠ってしまった。
まあ、今日は色々とあったしね。仕方ない………とは思うけど…どうして母さんの腕の中なのかな。
普通は彼氏である、僕の腕の中じゃないの!
って、言っても、〔仮〕彼氏だから何にも言えないんだけど………僕は〔仮〕の付き合いだなんて思ってない。
このままAが僕の事を好きになってくれればいいのにって、思ってる。!
牛島さんにも、ましてや及川さんなんかに渡すわけないデショ!
月母「なにあんた、私にヤキモチでも妬いてんんの?Aちゃんが私の腕の中で安心して泣いちゃったから!」
月「………別に…両親なくしてるんだから……母さんに自分の母親を重ねてしまうのは仕方ないんじゃない。そんな事で妬かないし!」
もう、ほんと、この人嫌だ!
僕の母親は、僕と違ってあ人当たりもいいし、明るいし誰とでもすぐに仲良くなるんだけど、だからって侮っちゃダメだ。
人の事を良く見てて、相手の考えてる事がわかるから、その人に合わせられるだけなんだから。
だから、逆に人を追い詰めようとこの人が思ったら確実に潰せる。
ある意味怖い人なんどけど……
Aはこの人に気に入られたみたいだね。
月母「……蛍、客間に布団を用意してるから…Aちゃんをつれていってあげなさい。」
僕は母さんからAを受け取り、1階の客間に向かった。
別に僕と同じ部屋でもよかったのに……
客間に敷かれた一組の布団。
ちゃんと太陽に干されていたんだろう…太陽の匂いがする。
その布団にAを横たえた。
制服のスカートは普段、短い訳じゃないから、はだけたスカートから覗く白い太股が露になって…僕の理性を壊しにかかってる。
そりゃ誰だって、好きな女の子のこんな格好を見ればそう思うハズ。
その白い太股に手を伸ばし……
・
・
かけて、止めた。
相手の同意なしですることじゃないし、母さんも兄さんも居るんだと思ったからね。
僕は眠ってるAの額に唇を落とし、部屋をあとにした。
今日はゆっくりと休んで…
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月28日 17時