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25* ページ26

Aside



どうやら私はこの若様と幼馴染みらしい(覚えてないけど!)



牛父「まあ、結婚の事は置いておいて、これからAちゃんはうちに住むといい!


ご両親がそんなことになってるとも知らなかったから、助けるのが遅くなってしまってすまない。


けど、これからは私たちに頼ってくれていいんだからね!」




いや、頼ってくれてもって言われても……他人に甘える訳にもいかないよね。

(あっ、及川さんには甘えまくりだわ!)




それにしても、どうしたものか……






若「遠慮をすることはない。

俺は大学の寮に入っているが週末は帰ってこよう。」




いや、遠慮と言いますか……





「あの、どうしてそこまで?」





牛父「ああ、それはあの二人、君のお母さんとお父さんにね…頼まれてたからってのもあるし、ましてや俺たちはAちゃんと親戚なんだよ。

困ってる親戚の子がいたら助けるでしょ!」




あーなる。



だけど、ここからじゃ、烏野は遠いんだよね。





若「学校の事を考えているのか?」






「まあ、ここからだと通えなくはないですけど、遠いですからね!」





若「それなら、白鳥沢に転校すればいい!」






はぁ?……………なんで白鳥沢?


いやいや、私は烏野から転校なんてしたくないんだけど!





牛父「若利……それはAさんに可哀想だよ。中のいいお友達もいるだろうし、色々とあるだろう。」





若「そうなのか……しかし、白鳥沢にもいい奴は沢山いるぞ。

白鳥沢に行くなら、バレー部を訪ねるといい。俺の後輩がいるし俺もたまに出向いているからな!」




バレー部?




あれ?






なんか聞いたことがあるぞ!






白鳥沢の牛若………!!





白鳥沢のエース。


牛島若利?






うわっ!



メッチャ有名人じゃん!






そういえば及川さんも、牛若がどうのとか言っていたような?







「あっ、あの。若利さんは元青城の及川徹って知ってます?」






若「及川か?知っているが……それがどうした?」





やっぱりか。



及川さんがいってたのは、この若利さんの事だったんだ。




って、そんなことはどうでもいいんだって!





私が今、考えないといけないのは、どうやってこの話を断るかって事だ。





断れる気が全くしないんだけど。






「あの、お話はわかりました。


けど、今すぐにお返事は出来ませんので少し考えさせてもらえませんか?」





牛父「そうですよね。こちらこそゴメンね!」




なんとか今日は誤魔化せたかな?

26*→←新作*花巻貴大birthday



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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月28日 17時

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