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Aside
どうやら私はこの若様と幼馴染みらしい(覚えてないけど!)
牛父「まあ、結婚の事は置いておいて、これからAちゃんはうちに住むといい!
ご両親がそんなことになってるとも知らなかったから、助けるのが遅くなってしまってすまない。
けど、これからは私たちに頼ってくれていいんだからね!」
いや、頼ってくれてもって言われても……他人に甘える訳にもいかないよね。
(あっ、及川さんには甘えまくりだわ!)
それにしても、どうしたものか……
若「遠慮をすることはない。
俺は大学の寮に入っているが週末は帰ってこよう。」
いや、遠慮と言いますか……
「あの、どうしてそこまで?」
牛父「ああ、それはあの二人、君のお母さんとお父さんにね…頼まれてたからってのもあるし、ましてや俺たちはAちゃんと親戚なんだよ。
困ってる親戚の子がいたら助けるでしょ!」
あーなる。
だけど、ここからじゃ、烏野は遠いんだよね。
若「学校の事を考えているのか?」
「まあ、ここからだと通えなくはないですけど、遠いですからね!」
若「それなら、白鳥沢に転校すればいい!」
はぁ?……………なんで白鳥沢?
いやいや、私は烏野から転校なんてしたくないんだけど!
牛父「若利……それはAさんに可哀想だよ。中のいいお友達もいるだろうし、色々とあるだろう。」
若「そうなのか……しかし、白鳥沢にもいい奴は沢山いるぞ。
白鳥沢に行くなら、バレー部を訪ねるといい。俺の後輩がいるし俺もたまに出向いているからな!」
バレー部?
あれ?
なんか聞いたことがあるぞ!
白鳥沢の牛若………!!
白鳥沢のエース。
牛島若利?
うわっ!
メッチャ有名人じゃん!
そういえば及川さんも、牛若がどうのとか言っていたような?
「あっ、あの。若利さんは元青城の及川徹って知ってます?」
若「及川か?知っているが……それがどうした?」
やっぱりか。
及川さんがいってたのは、この若利さんの事だったんだ。
って、そんなことはどうでもいいんだって!
私が今、考えないといけないのは、どうやってこの話を断るかって事だ。
断れる気が全くしないんだけど。
「あの、お話はわかりました。
けど、今すぐにお返事は出来ませんので少し考えさせてもらえませんか?」
牛父「そうですよね。こちらこそゴメンね!」
なんとか今日は誤魔化せたかな?
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月28日 17時