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月島side
この男はなにしてんの?
俺のAなのに…………
「ねぇ、あなたなにしてんの?
この子、僕のなんだけど。気安く触らないでくれますか?…………及川さん。」
相変わらずチャラチャラしてるこの男。
及「えっ、待って!Aちゃんどうゆうこと?
Aちゃんってばこの金髪眼鏡の生意気や野郎と付き合ってるの?」
チャラ川さんがAを離した隙に、僕の方へと引寄せて、今度は僕が抱きしてる。
腕の中のAは顔を真っ赤にして、金魚みたいに口をパクパクしてる。
「そうですよ。Aと僕は恋人同士なんで、手は出さないでください。」
田「おうおうおう!なぁーに、俺の後輩の彼女ちゃんにちょっかい、掛けてくれちゃってるのかな〜優さ男さん!」
今日ほど田中さんのあのウザい絡みが、嬉しいと思ったのは初めてだ。
影「及川さん、流石にこれはないです。」
日「大王様、ずりーぞ!」
ん?日向だけちょっと、方向が可笑しかったのは僕の気のせいかな?
月「そうゆうことなんで!何処でAを見掛けたのかは知りませんが、二度とこのような事がないように……お願いしますね!」
ずっと、考え込んでた及川さんが口を開いた。
及「ねぇ、なんか………おかしくない?
Aちゃん?ほんとの事………教えて。
君はコイツと付き合ってるの?それは………いつから?」
いつになく真剣な及川さんの顔に、こちらも怯んでしまう。
なにか………すべてを見透かされてるような。
貴「………………バレー部の皆さん、お騒がせしてすみません。及川さんは知り合いなので……少しお話ししてから、帰りますので……皆さんはどうぞ、先に帰ってもらって大丈夫です。
えっと……月島先輩はお付き合いお願い出来ますか?」
Aの言葉に、渋々といった感じだがみんなが帰り始める。
すると、くるりと振り返りAは、
貴「とりあえずバイトに遅れそうなので………」
及「じゃ、俺の車で送ってあげる。
月島も乗りな。車で話そう!」
貴「先輩…………いいですか?」
「君がそう言うなら仕方ないよね。」
僕はAの手を引いて、後部座席に二人で乗り込んだ。
及「ちょっと、及川さんの車はタクシーじゃないよ!もう、プンプン!」
そんなことを言いながらも、運転席に乗り込み車を発信させた。
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月28日 17時