堅治、誕生日プレゼント受け取って！【二口堅治】

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二口side



どーもぉ、二口堅治です。


俺の彼女の自慢してもいい？



俺の彼女はメッチャ可愛いの。


小さくて、小動物みたいでさ、守ってやらなきゃって、思うんだよね。


いっつも、顔を赤くさせて、上目使いで見てくんだよ。

もう、理性がぶっ飛びそうなのをいつも！我慢してんだよ。俺、凄くねぇ？




中学の頃から、見た目のせいもあって、モテてた俺だけど、バレーが好きだったか女の子とは上部だけのお付き合い。決して深くは付き合う事はなかったんだよな。

メールやlaonなんかで連絡を取ったり、みんなで遊びに行ったりはしたことあったけど、実は女の子と二人っきりで出掛けたことがない。


そう、俺は何を隠そう、Aが初カノでまだ、ちゅーもしたことのないチェリーだ。


高２にもなってる偉そうには言えねぇけどな。



だからって訳じゃないが、Aとどうやって付き合えばいいかわかんねぇんだよな。



手も繋いで歩きたいし、ギュッーって、あの可愛い体を抱き締めたいし、プルンッとした真っ赤な可愛らしい唇にキスだって、したい。




だけど、そんなことを思ってるのは俺だけかもしんないし、拒否られたら俺………きっと、生きていけない。




もうすぐ…俺の誕生日なんだけど………Aのやつ覚えてくれてんのかな？



お祝いとかって、一緒にしてくれっかな？




自分の誕生日だし、俺からなんか言うわけにもいかないし………どうしたらいいんだよぉ〜




そんなことを悶々と考えてたって、仕方ないし、気分転換にでも買いもんしてくかな。




丁度、体育館の点検で部活も休みだし、ちょっと遠出をして、Aの住んでる駅にあるショッピングモールいでも行こ。



決して、Aに偶然会えるかもなんて………思ってねぇから。



まあ！そこで、ありえない光景を目にすることになるんだけどな！





くっそーなんで、烏野の金髪眼鏡とAが手を繋いで歩いてんだよ。



それも、何でそんなにいい笑顔してんだよ。





俺に、そんな笑顔見せてくれたこと……ねぇじゃん。





なに？俺って二股かけられてたの？



それも、俺が浮気相手か？






ハハッ…………何が誕生日だよ。



そんなことを考えてたって数分前の自分………バカだろ。





それでも、嫌いにはなれないんだよな。


そんだけ、Aにベタ惚れなんだな……俺。

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