3* ページ3
・
「ごめーん。待ったぁ？」
？「待ったよ。この僕を待たせるなんて大したもんだね。ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｯ…」
笑顔なのに目が笑ってらっしゃらない。すごい器用だね。
私はそんな芸当出来ないわ！
「ご、ごめんって、蛍。帰りのHRで、先生の話が長くてさ……ほんとごめんって！」
顔の前で両手をあわせて、謝る。
月「はいはい、わかったよ。んじゃいくよ！」
そう言うと、蛍は私の手を引いて、お目当てのカフェに入る。
まあ、いつもの事だから、私も手を振り払ったりしないよ。慣れだね、慣れ。
でも、この光景をあの人に見られてるなんて………思いもしなかった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
カフェに入って、席に座るなり
月「コーヒーショートケーキ」
おい、なに？自分だけ注文してんの。私も頼むわ！
「あっすいません。アップルティーとチーズケーキを」
店「はい、かしこまりました。」
店員が離れてくのをみて、蛍が口を開いた。
月「で、なんなの？相談って！」
いきなり本題に入ってくる蛍。
普通世間話から入りませんか？
まあ、それが蛍らしいんだけど。
「いやーあのね。来週………堅治くんの誕生日なんだよね。だから、何をしたら男の子って喜ぶのかなって………それとどんなものをプレゼントしてもらったらうれしい？」
月「誕生日ねぇ………てか、誕生日にあってくれんのAと。
他に彼女がいたらAなんて後回しでしょ！」
いきなり確信をついてこないで下さい。
私の豆腐メンタルはズタズタだよ。
血がかよってたら、血だらけだよ。
全く、気の使えない
・
・
・
弟だこと。
「蛍ってば、そんなにお姉ちゃん苛めて楽しいの！」
月「別に苛めてないよ。真実を言っただけ。」
「もっと、悪いわ！！！」
わかってることを、他人の口から言われるとショックが倍増だよ。
月「２番か３番か４番か……何番かはしらないけど、ようは１番になればいいんでしょ！」
「そりゃ、そうだけど………そんな簡単にはいかないよ。」
月「……………Aにリボンつけて『私がプレゼント！』とかってやってみたら？」
「えっ…………それって、引かれない？」
月「僕なら……100年の恋も冷めるね」
「じゃ、ダメじゃん。」
月「僕ならって、言ったでしょ。
二口さんなら喜ぶんじゃない？チャラそうだし。」
「蛍……最低。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃさん(プロフ) - みっさーさん» ありがとうございます。楽しんで頂けた様でうれしいです。 (2022年9月25日 23時) (
レス) id: c983453a67 (このIDを非表示/違反報告)
みっさー(プロフ) - すごく面白かったです！途中途中やばすぎて叫んでました笑 (2022年9月25日 22時) (レス) @page13 id: bdb2201b55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 影日さん» ありがとうございます 。ほんと二口のキャラかわからずに…苦心しましたが、楽しんで頂けたなら嬉しいです。 (2019年5月3日 9時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
影日 - もぉーーーー、さいっこーでした！ (2019年5月2日 22時) (レス) id: ae6187a256 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃさん | 作成日時：2017年11月10日 21時
