*117*花巻side ページ30
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朝練が終わり、及川の号令がかかった。
及「はーい!みんな、聞いてね!
先日、入部してくれた吉野さんと橋本さんには1、2、3軍関係なく、サポートしてもらいます。
そのつもりでみんなよろしくね。
津揶も頼んだよ!」
春「…………………チィッ」
津揶は誰かと一緒にマネージャーやるの嫌がってたんだよな……それって、また、嫌がらせされるかもって事だよな。
あーわかんねぇ
及「はーい!解散!」
皆がバタバタと体育館を出ていくなか、一人動けずにいた。
貴「貴大、どうしたの?」
「へっ?あっああ……もう、終わったんだな。教室行かなきゃな!」
貴「……………ちょっと、待ってて!」
Aさんは何処かへ行ったかと思ったらすぐに俺の所へ戻って来た。
貴「松川くんに、貴大が具合悪いみたいだから保健室連れて行ってくるって、言っといたから………1現目…サボろう。」
俺は自分の耳を疑った。
だって、あのAさんがサボろうって……それも、俺のために……
花「えっ、そんな……俺、大丈夫ですよ。体は何処も悪くないですし………」
貴「体はね。でも、なんか、悩んでるんでしょ!そんなんで授業受けても、頭に入らないよ。」
花「………………」
貴「1現は数学だったよね……それだったら、私が教えてあげるよ。
なんてったって、去年も習った所だからね。それに一応、病院のベッドでちゃんと勉強してたから………頭に入ってると思うよ!」
花「そっかぁ……Aさん2回目……」
貴「2回目言うな!まあ、事実だけど!
自分ではいいけど、人には言われたくないの!」
花「ははっ、ゴメンゴメン!」
なんか、Aさんと話してると、悩んでんのがバカらしくなるっていうか……忘れられる。
これが癒しってヤツなのかな?
ほら、癒されると悩みごとなんてどうでもよくなんじゃん……そんな感じかな?
貴「それより、早く着替えて……ここにいたらサボってんのバレちゃう。」
座り込んでる俺の腕をもって、グイグイと引っ張ってたたせようとする。
ちから弱っ!
そりゃそうだよな………細い腕してんだもんな。
仕方なくと言ったように立ち上がると、背中を押してくるAさん
貴「ほらほらぁ〜さっさと歩く!」
俺は軽くAさんの方に体重をかけて歩く。
貴「ちょ、重いから〜」
花「クッハハハッ…」
ほんと、Aさんといると、どんなことでも楽しくなるな!
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みぃさん(プロフ) - # あかーしさん» コメントありがとうございます。春野ちゃんに、どんな地獄がお似合いかな?想像が膨らみますな!!もう、しばらくお待ちください。 (2017年11月24日 8時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 黒尾あんずさん» コメントありがとうございます。春野ちゃんがどんな風に落ちるかどうか………お楽しみに! (2017年11月24日 8時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
# あかーし - とても面白いです!!けど、私も同じく春野を早く地獄に叩き落としていただきたいですっ!!更新頑張ってください! (2017年11月24日 2時) (レス) id: fad6c5e4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾あんず(プロフ) - コメント失礼致します!早く春野を地獄に叩き落としてください!! (2017年11月23日 22時) (レス) id: ac0424387b (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 言ノ葉さん» 大変申し訳ありません。誤字多いですよね。また、確認して徐々に訂正致します。歓迎会⇒関係の間違いです。何故こんな誤字ったのか私も不明です。すみません。ご指摘ありがとうございました。 (2017年11月16日 18時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月2日 23時