【HQ】俺の仲良くなった女友達に次々彼氏が出来るんだけど！３っ目【花巻貴大】

＊１１６＊花巻side ページ29

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矢「あーほら、去年の始め頃、俺らが入部した時に、マネージャーが何人か入部したじゃないですか。」




去年か…そういや、津揶一人じゃ大変だろうからって、その時の主将か募集したんだよな。



んで、何人か……入部したな。

ほとんどが及川のファンで仕事もしないで、津揶の邪魔ばかりしてたけどな。



そう言えば……一人ちゃんとしてる奴がいたな……確か…………



矢「湊 里桜……覚えてます？先輩！」





そうだ、湊だ！





花「ああ、覚えてるよ。アイツ一人で頑張ってたよな。俺結構、アイツと気があってよく喋ってたんだよな！あー懐かしいな！

あれ？そう言えばアイツなんでマネージャー辞めたんだっけ」




そうだそうだ、アイツ頑張ってたのに……あれ、でも、途中から部活に来なくなったんだっけ？




矢「……………あんとき、俺…湊と同じクラスだったんですけど………いつも、体育館まで来ても仕事をさせてくれないって……愚痴ってました。

それでも、体育館の外にいればなにか仕事が出来るかもって……毎日、来てたんですよ。」




花「はあ？それ……どうゆうこと？」




矢「どうゆうことって………一度、春野先輩が湊が仕事をしてくれないって……問題になったこと、覚えてます？」




花「ああ、覚えてるよ…あれ、湊の事だったんだな。」




正直、津揶がそう言った事は覚えてるし、問題になったことも覚えてる。

でも、その時のマネージャーが湊の事だったのは覚えてねぇんだよな。なんでだ！



矢「あの時、花巻さんなんて言ったか覚えてます？」




花「へっ？俺が言った言葉？」




矢「俺や京谷が湊の事を庇ったら……花巻さんは春野先輩が嘘つくわけないって、後輩をいじめるわけないだろって………言ったんスよ」




花「マジか………」




矢「そんなこともあって、湊は辞めて行きました。」




花「そうなんか………でも、事実はわかんねぇんだろ」




矢「そうですね、でも、俺はこの目で見たんで湊の言葉を信じたんス………花巻さんも少し離れて見れば春野先輩のことわかるんじゃないですか？

では、俺…ネット用意してきます。」




そう言って、倉庫の方へと走ってく矢巾。




津揶…………



最近……お前の事がわからねえよ！

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