*105*夢主side ページ18
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そうだった、国見くんに気を取られてる場合じゃなかった。
「真島くん〜ちょっと来て!」
練習を中断させて、突き指をした真島くんを呼ぶ。
真「はい、先輩どうしましたか?」
まだ、隠すつもりだね。
貴「ねぇ真島くん…コレっ痛くないの?」
そう言って、突き指した中指を触る。
真「〜ッイ……」
貴「痛いよね。さっきおもいっきり突き指してたもんね。
ちゃんと言わなきゃダメだよ。このままほっといて大事になったらどうするの。」
私はポケットに入れてある何種類かのテーピングの中から、中指にサイズが合うテーピングを取りだし、手早く巻いていく。
真「すいません。いつもは練習が終わってから自分でやってるので……」
はあ?
じゃあ、わざと誤魔化したり、隠した訳じゃなくて、いつもそうしてるから………ってこと。
なにそれ!
マネージャーがいないならまだしも、いるのに選手にそれも練習後にさせるとか………
貴「ねぇ、それっていつから?」
真「あーえと、俺が入部して少しした頃でしょうか……先輩が突き指して、マネージャーにテーピングを……って、あの…イヤでも………やっぱりなんでもないです。」
言い淀んでる?
まあ、大体は予想できるけどね。
どうせ、春野に言ったけど、1軍のサポートしかしない。とでも言われたんだろう。
それから、2、3、軍は全部を自分達でやるようになったと。
忙しいから、2、3軍に手が回らないこともわかるけど、怪我をしてる部員を1軍とか2軍とかで分けるのはどうかと思うよ。
真「あの………先輩。」
貴「あっああ、ごめん。考え事してた。」
真「いえ、ありがとうございます。全然、痛くないです。やっぱり、テーピング上手いですね。練習頑張れます」
コレは早急に改善だね。
貴「ん!これからは、何かあったら絶対に言いなさい。
隠したら………お仕置きね!」
真「/////は、はい!///」
って、赤い顔して行っちゃった。
真島くんを見送って、私は足元に置いてあったスポドリの籠を持ってベンチへといそいだ。
タオルとスポドリをベンチに用意しておく。
朝練は時間が短いから、練習が終わったあとに飲み物とタオルを使う。
真夏になれば、真ん中辺りで1度、休憩いれるかな。
熱中症は恐いからね。
これ、経験談だから。
マネージャーも結構ハードで、真夏に水分補給しないで仕事してたら……倒れちゃった
事あるんだよね。
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みぃさん(プロフ) - # あかーしさん» コメントありがとうございます。春野ちゃんに、どんな地獄がお似合いかな?想像が膨らみますな!!もう、しばらくお待ちください。 (2017年11月24日 8時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 黒尾あんずさん» コメントありがとうございます。春野ちゃんがどんな風に落ちるかどうか………お楽しみに! (2017年11月24日 8時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
# あかーし - とても面白いです!!けど、私も同じく春野を早く地獄に叩き落としていただきたいですっ!!更新頑張ってください! (2017年11月24日 2時) (レス) id: fad6c5e4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾あんず(プロフ) - コメント失礼致します!早く春野を地獄に叩き落としてください!! (2017年11月23日 22時) (レス) id: ac0424387b (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - 言ノ葉さん» 大変申し訳ありません。誤字多いですよね。また、確認して徐々に訂正致します。歓迎会⇒関係の間違いです。何故こんな誤字ったのか私も不明です。すみません。ご指摘ありがとうございました。 (2017年11月16日 18時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年11月2日 23時