片想い17コ目 ページ17
・
ガチャ・・・・・
来「どうぞ〜 まだ、引っ越ししたばっかで片付いてないけどな、適当に座ってて」
部屋は外観通り、とてもお洒落でとってもステキだった。
私はリビングに置かれているソファーに、座らせてもらいまわりを見渡した。
「お母さんと二人暮しなのに荷物が少ないんだね！なんか、泰葉のもんばっかじゃない？」
キッチンの方から、飲み物を持ってきてくれた泰葉に聞いた。
来「・・・・・まあ、俺一人で住んでるからな。」
はい？
えっと・・・・・泰葉はこんなにお洒落で、ステキなマンションに一人暮ししてるの？
なんでだろう。
お母さんは？
泰葉は離婚のあとお母さんと一緒だったはず。
そういえば、なんで、宮城に帰って来たのか、聞いてなかったな。
「泰葉・・・聞いていい？」
私の事も聞いてほしいとも思ったけど、今は泰葉の話を聞く方が先決だ。
来「そうだな、Aには聞いてほしい・・・」
そして、泰葉はご両親が離婚したいきさつから話してくれた。
泰葉のお母さんとお父さんは、他人の私から見てもとても仲が良くて、私も泰葉とこんな夫婦になりたいなってずっと思ってたほど。
だから、離婚するって聞いた時はすごくビックリした事を覚えてる。
来「そもそもさ、俺もあの当時は理由を教えてもらえなくて、無理やり大阪に連れてかれたんだ」
「そうだったんだ。私、何も知らなくて・・・ごめんね！」
来「謝んな！俺が知られなようにしてたんだから。お前の前ではカッコいいままでいたかったからな」
「それでも、彼氏の事なのに・・・・」
来「Aは気にしなくていいんだよ・・・・でもさ、大阪に行ってから色々あってさ、結構荒れたんだ。そのせいもあってバレーも辞めたし、悪い奴らとも付き合った。
俺は母さんにも心配かけてばっかで、それでも、母さんは俺のことは見捨てずにいてくれた。
そんなに母さんに報いろうと思った矢先、事故にあったんだ。
飲酒運転の車にはねられた。即死だった。」
「・・・う、そ・・・・・おばさんが・・・そんな、」
来「・・・半年前の話だよ。
葬式の時に、父さんが来たんだ。別に母さんが死んだのは父さんのせいじゃないのに、俺は父さんにあたった！そんな事したって なにも変わらないのにな。
でも、あの時は誰かを憎まなきゃ、俺が壊れそうだったんだ。
そんな俺を父さんは受け止めてくれた。
その時にずっと気になっていた事を父さんに聞いたんだ。
どうして、離婚したのかを」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃさん(プロフ) - ドMさん» ワオ、ほんとだ！ご指摘ありがとございます。ただちに修正して参ります。φ(゜゜)ノ゜ (2017年2月26日 1時) (
レス) id: 7606bf5237 (このIDを非表示/違反報告)
ドM(プロフ) - あの、洗濯が選択になっています。あと、この作品とても面白いです!!これからも頑張ってください！ (2017年2月26日 1時) (レス) id: 17ae613228 (このIDを非表示/違反報告)
niko0304(プロフ) - これも面白そうですね！更新頑張って下さい (2017年2月22日 18時) (レス) id: 6763380a53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃさん | 作成日時：2017年2月22日 17時
