不機嫌なLife

１２話 花繪side ページ14

in隠世 蠑螈池


｢モジャもオレも採用されて良かった！｣

立法｢イツキ、Aちゃんと会ったのか？｣

え？A？

晴｢…ッ……あぁこの前久しぶりに会った｣

立法｢……そうか…彼女は元気か？｣

晴｢あぁ…元気にみえた｣

え！？なんで2人ともAのこと知ってるんだ！？
そういえば、A隠世に行くこと反対してたな…
まさか来たことあるのかな？
｢あ、あの！！｣

立法｢ん？｣

｢なんでAのこと知って…｣

晴｢芦屋ァ！｣

｢は、はいぃぃ！！｣
あれ？なんか前にもこんなことが…

晴｢帰んぞ｣

立法｢…｣

ブワッ
晴｢お前ら先に入れ｣

｢はーい｣

立法｢芦屋くん毛玉くんまた遊びにでも来ておくれ。ゆっくりと美味い酒でも飲もう。もちろん美女を招いて！｣

｢いやオレ未成年なんで。急にイキイキした！｣

立法｢あぁ現世法律の｢お酒は20歳から｣ってやつか…残念｣

｢じゃあジュースで汗｣

晴｢やめとけ。10時間は拘束されるぞ｣

経験済みだった…

｢モジャお先にどうぞ｣

結局、Aのことわからないままだ…
帰ったら教えるって言ってたけど教えてくれなかったし…(涙)

兄妹なのに何も知らないんだな

｢安倍さん？まだですか？閉めちゃいますよー｣

晴｢閉めんな｣

安倍さんは昔会ったことがあるって言ってたけど

いつ合ったんだろう？


パァン！
｢なっ！？…どうなさりました？｣

リンリン
物怪庵｢イツキ！優しく閉めて！戸が壊れちゃうわ！｣

晴｢あぁ悪い…｣ジロッ

謝る顔じゃないだろそれ！
｢あのー安倍さん。今怒ってるのってオレのせいですか？｣

晴｢チッお前じゃなくて立法だよ！｣

舌打ちされた

リン
｢薬を買いに行っただけなのに帰りが遅いと思ったら立法様の所へ行っていたのね｣

晴｢遅くなった理由は他にも山程あるがな｣

｢ゔっ｣

物怪庵｢山程って？何かあったの？怪我した妖怪も連れて帰って来たし、私が注意してって言った心得さえ守っていれば危険はないと思ったんだけれど…｣

１３話→←１１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す