不機嫌なLife

１６話 ページ18

あの後、イツキからの返信はなかった

既読無視しやがってｲﾗｲﾗ

禅｢Aおはよう…｣

｢おはよう禅子…どうかしたの？｣

元気ないな

禅｢あのさ…この痣見える？｣

袖をまくって腕を見せてくれた

｢どうしたのこれ？なんか変な模様してるし、こっちは歯型ついてるし…｣

禅｢！？Aにはこの痣見えるのか！？

…じゃあ後ろにいるものも見えるのか？｣

｢後ろにいるもの？｣

禅子の後ろを覗いて見た

？｢ものじゃないよ！！(プリプリ｣

そこには狐の妖怪がいた

｢……………禅子行こう…関わるとめんどくさいのがいるのはわかった｣

？｢ちょっと〜！！A！久しぶりなのに冷たいな〜｣

｢……はぁ…ヤヒコ…どうせこの禅子の痣も歯型もあんたがやったんでしょ？

今すぐ消しなさい｣

禅｢Aこいつのこと知っているのか？｣

ヤ｢えぇ〜何でぇ？そんなことより遊ぼ♪遊んでくれたら消すから♪｣

｢妖怪だよ… 遊ぶのはダメ。これから学校だから

禅子行こう。遅刻する｣

ヤ｢えぇーじゃあついていくもん！｣



その後、学校に着くまでヤヒコは｢遊ぼ遊ぼ♪｣と連呼していた

禅｢なぁA、花繪のクラスどこか知ってるか？｣

｢お兄ちゃん？2組だよ。ついていこうか？｣

禅｢ありがとう助かる｣


｢あ お兄ちゃん今登校してきたみたい｣

禅｢本当だ 行ってくる｣




ヤ｢ねぇねぇA♪

晴齋もここにいるんでしょ？

晴齋も入れて遊ぼうよ♪そのために来たんだし！

そしたらあの子の痣消してあげる！｣

｢……学校終わったらね｣

ヤ｢えぇー(ムスッ

もういいもん！晴齋に遊んでもらう！！｣

｢あ ちょっ！！｣

ヤヒコはそう言って気配を消してイツキの肩に乗った

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