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善逸side

やばいやばい…やばすぎるって。
雪とデートしているところをAと出会してしまった。

それまで雪のことしか考えず楽しく過ごしていたのが嘘のように俺の頭は真っ白になった。

Aがすごく傷付いた顔をして俺の名前を呼んだ

雪が知り合いか?なんて聞いてくるが
正直知り合いなんてもんじゃない。

Aは彼女だよ。

けどそれを口に出すことは出来なかった。

白昼堂々、彼女差し置いてほかの女の子とデートしてる俺が言えるわけがない。



すると雪がさらに余計なことを言い出した。


雪「ふぅん、ま、いいや!ねぇ今日は任務無いって言ってし泊まっていくでしょう??」

やめろ。(イラッ
今言うことじゃないだろう。
それに…Aは俺が非番なことを知らない。

今だけは雪にイラッとしてしまった。
別に散々朝帰りだの何日も帰らないだのしてる癖にと、そう思うだろうがそれにしてもAの前で言うことじゃないだろ

そう思っていると、
Aは今にも泣きそうな顔をして

『あ、、、わた、私これで失礼します』


逃げるようにして俺の前を去っていった

「あッッ、待って!!A!!!」

咄嗟に呼び止めるが彼女は止まってはくれない。
去る直前、Aから耳を塞ぎたくなるような辛く悲しい音がしたんだ

……俺が浮気をしたから
こんなことになっているんだ。

しかし雪を置いて帰ることは出来ず
この落ち着かない心をどうにか宥めるためにも
俺はその日帰らず、雪と過ごしたんだ。

あれから2日経ち、今俺は自宅前にいる。

すー…はー…

大丈夫だ、Aは優しいから
きっと謝れば許してくれる

そう思い玄関を開く……

善「た、ただいま」

シーーーーーン……

善「…あれ?…A??」

…おかしい。
時刻は21時だ。
家にいないなんておかしい。

夜は外に出るなと何度も言ってきた。
だから家にいないなんてことはないはずなんだ




風呂にも厠にもいない。





急に不安に襲われる

この前の昼間の件で、
もしかしたらAは出ていった…?

一瞬そんな思考に支配されるが必死に家中を探す

すると気付かなかったが
Aの衣服と預金だけが無いことに気付く

そう理解すれば見えてくるものがあるわけで、
少し埃っぽい廊下やテーブル

焦っていて見えていなかったんだ。


Aが何日も前からもうこの家にはいないこと。

俺があの時、すぐに後を追っていれば。
俺があの日、雪と過ごさず帰宅すれば。


善「…っ、A……」

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pooky - 続きが気になる〜!!面白いです!頑張ってくださいね!! (2020年11月3日 8時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
もものすけ - ああああぁぁぁぁぁ、続きが気になりますぅぅう 更新お願いします_|\○_ (2020年8月8日 17時) (レス) id: 016e27544d (このIDを非表示/違反報告)
その辺の雀。 - 主さんどうか更新という名の恵みを… (2020年6月13日 13時) (レス) id: 23830bc351 (このIDを非表示/違反報告)
てぃ - 主さん、更新してほしいです(泣) (2020年2月25日 1時) (レス) id: 50c72e5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - いいぞいいぞ!!ふぉおおおぉぉぉ (2020年1月7日 23時) (レス) id: 34d527f6b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇佐美 | 作成日時:2019年11月4日 12時

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